■アンディ・ウイリアムスのディスコ・グラフィー




DISCOGRAPHY


■ゴットファーザーの愛のテーマ Love Theme From "The Godfather"


■アンディ・ウイリアムスのHP

■ゴットファーザーの愛のテーマ(オリジナル盤)Love Theme From "The Godfather"


1972年 CBSソニー LP







Love Theme From "The Godfather"/The Way We Were  2LPを収録

The Way We Were

1. You're the Best Thing That Ever Happened to Me
2. I Won't Last a Day Without You
3. Killing Me Softly With Her Song
4. Touch Me in the Morning
5. Love's Theme
6. Sunshine on My Shoulders
7. Way We Were
8. Most Beautiful Girl
9. Seasons in the Sun
10. If I Could Only Go Back Again

●ゴット・ファーザーの愛のテーマ
●プレシャス・アンド・フュー
●思い出の夏
●エブリシング・アイ・オウン
●別れの時
●オールド・ファッションド・ラブ・ソング
●マッカサー・パーク
●ハーティング・イーチ・アザー
●悲しみは空の彼方に
●ウィザアウト・ユー
●イマジン


1. Speak Softly Love [Love Theme from The Godfather]
2. Precious and Few
3. Theme from Summer of '42
4. Everything I Own
5. Until It's Time for You to Go
6. Old Fashioned Love Song
7. MacArthur Park
8. Hurting Each Other
9. Music from Across the Way
10. Without You
11. Imagine

●ゴット・ファーザーの愛のテーマ・・・・・
アラン・ドロンを一躍有名にした映画「太陽がいっぱい」を書いたニーノー・ロータ作曲。
1972年「ゴット・ファーザー」の愛のテーマ。




●プレシャス・アンド・フュー・・・・・・・
1972年、クライマックスの歌で全米で大ヒットに。




●思い出の夏・・・・・・・・
1972年、映画「思い出の夏」の主題歌。
映画「シェルブールの雨傘」で有名な、ミッシェル・ルグランの曲。
作詞はマリリンとアラン・バーグマン。
ピアニストの、ピーター・ネロで大ヒットに。




●エブリシング・アイ・オウン・・・・・・・・
ソフト・ロックと言われた、ブレッドの作品。
二人に架け橋、イフなどソフトな美しいバラード出しているグループ。
グループの中のデブット・ゲイツの作詞・作曲。




●別れの時・・・・・・
インディアン出身の女性シンガー&ソングライタ、パヒィ・セントメリーの代表的なナンバー。70年にニール・ダイヤモンドで大ヒットに。イギリス公演のDVDでは、ファンからバラを貰い、ファンの1本、1本歌いながらプレゼントしてたシーンが印象的でした。




●オールド・ファッションド・ラブ・ソング・・・・・・・・・
シンガー・ソングライターのポール・ウイリアムスが1970年に書いた曲。
翌年、スリー・ドッグ・ナイトで大ヒットに。




●マッカサー・パーク・・・・・・・
恋はフェニック初め、多くのヒット曲をもつジミー・ウエッブが1968年に名優、リチャード・ハリスのために書いた曲。
アーティ・バトラーの編曲は、美しく、中間部の演奏部分は大いに聴き応えが
ある。





●ハーティング・イーチ・アザー・・・・・
カーペンターズのヒット曲。




●悲しみは空の彼方に・・・・・
ジェイムス・ラスト作曲。カール・シグマン作詞。
ジェイムス・ラストはドイツのバンド・リーダー。





●ウィザアウト・ユー・・・・・
バットフィンガーの歌ですが、1972年ニルソンの歌でヒット・パレードのトップに・・・。




●イマジン・・・・・・・・・
ジョン・レノンの曲。1971年に大ヒットに。



■編曲陣・・・・・
アル・キャップス、アーニー・フリーマン、アーティー・バトラー。
プロディーサーは「ある愛の歌」、「きみの友だち」のディック・グッラサー。
アンディの仲間でアンディの歌声をおおいに魅力を引き出しいる。




                このアルバムライナー・ノートは鈴木道子さん





1972年の大ヒット「ゴットファーザーの愛のテーマ」をフイチャーしたニュー・ヒット・ソング集。17枚目のミリオン・セラーアルバム。

■1972年、CBSソニーから「ゴット・ファーザー・愛のテーマ」のタイトルでリリースされたオリジナルアルバム。当時大ヒットした映画「ゴット・ファーザー」。アンディが長いスランプから立ち直った、あの優し声が蘇った記念すべきアルバム。「思い出の夏」「別れの時」「イマジン」そしてジミー・ウエッブの曲で、性格俳優のリチャード・ハリスのオリジナルをアンディが歌った「マッカサー・パーク」が大好き。来日時も良く歌っていた。エンディングの声ののびが見事。米国で17枚目のミリオン・セラーアルバムに・・・。選曲が好きでベストアルバムの1枚。当時アンディ45才。特に「思い出の夏」「別れの時」がベスト。

●1972年、日本のCBSソニーからリリースされたオリジナル・アルバムです。なんと言っても、ニーノ・ロータの作品「ゴット・ファーザー愛のテーマ」、は映画音楽を歌ってヒットさせたアンディの十八番。そして、大好きなミッシェル・ルグランの1972年の「思い出の夏」、ポール・ウイリアムスの「オールド・ファッションド・ラブ・ソング」、ジミー・ウエッブの「マッカサー・パーク」、1970年にニール・ダイヤモンドでヒットした美しいバラード「別れの時」、カーペンターズの1972年のヒット曲「ハーティング・イーチ・アザー」、ニルソンのヒット曲「ウィザアウト・ユー」、ブレッドの「エブリシング・アイ・オウン」、ジョン・レノンの1971年のヒット曲「イマジン」、など当時のヒット曲が入っています。あたたかく、やさしい歌声が聴けます。














アンディ・ウイリアムス考・・・

ゴット・ファーザーのライナーノートから。


■牛窪成弘氏のこのアルバムについてのライナーノートから引用・・・・・・


1971年、アンディの「ある愛の詩」のシングル盤は、キャッシュ・ボックス、ビルボード誌の全米ヒット・チャートの上位にランクされ、アンデ、ィにとって、久々の快調のヒットとなっている。
このアルバムは、その「ある愛の詩」をフィーチュアした、アンディの最新アルバムであり、アメリカでは1971年の2月に発売されたものである。ここで最近のアンディについてちょっと書いてみよう。




ファンの方なら、もうとっくに気づいてらっしると思うのだが、ここ1、2年のアンディィは、どうもすっきりとしない。といっても、一時は離婚を伝えられた“愛妻’’クローディーヌとの家庭生活の問題ではなくて、本職の歌のほうが、すっきりとしないのである。



アンディの歌がおかしくなったのは、日本では1昨年の末ごろに発売になったLP1969年「ハッピー・ハート」のあたりからである。その後、来日記念盤の形になったオズモンド・ブラザースと共演の1970年年「ゲット・トゥゲザー」も、それほど良い出来とは言えず、そのまま、1970年5月の来日ということになってしまった。


はっきりいって、あの頃のアンディは、まさに不調のどん底だったのではないかと思う。クローディヌも同伴せずに、単身の来日、家庭的にも、最も危険なときだったのではないだろうか。今年いっぱいでアンディは、シンガーを引退するといっている・・・・・。こんな楽屋情報に、ある種の真実味があったのも、スランプ状態のLPに続くあの日本でのステージぶりに原因があった。





しかしその後、アンディは持ち直した。昨年の8月に発売されたアルバム1969年「雨にぬれても」が、そのいわば“カムバック’’を示すレコードである。このレコードは、1968年の1月から昨年の2月にかけての、かなり長期間にわたって吹き込まれたものだが、全盛時代の声のつやが戻り、声量もたっぷり、こまやかなントネーションにも十分配慮のいきとどいた、まず申し分のない出釆栄えであった。やれやれまず安泰、と思ったものである。


ところが・・・発売された1970年「アンディ・ウイリアムス・ショウ」を聞くと、どうもまだ安定感がない。この「アンディ・ウィリアムス・ショウ」は、同じタイトルで現在NBC・テレビ・ネットワークで放映中のVTRから、アンディの歌の部分だけをサウンド・トラックの形で収録したもの。ブリッジ音楽と拍手の巧みな挿入で、いわばアンティにとっては初めての実況錦音盤のスタイルになっており、それだけに大変興味深いアルバムなのだが、歌そのものの出来ぐあいは、必ずしも期待したほどではない。


どうも、このところのアンディは、すっきりとふっきれてくれなくて困るのである。しかし、こういうふうに書いていると、それならとばかり身を乗り出してくる人がいるだろう。アンディは決してうまい歌手じゃない事実、こんな意見は、もう何年も前から、いろんな人に聞かされている。トニー・ベネットに較ペてみろ、ペリー・コモと比較してみろ、こういうことをいう人もいる。たしかに、アンデイには、トニー・ベネットほどの迫力もないし、ペリー・コモほどの巧者ではない。




しかしアンディには、ぼくが思うのだが、実にナイーブな魅力があった。たとえば、ケーデンス・レコード時代に吹き込まれた曲「聖ベルナディットの村」とか、CBSソニーに移ってからは、アルバム「ラブ・アンディ・デラックス」、l?ポサ・ノバ、ラテンをアンディと」などに代表される魅力である。これらの曲、これらのアルバムがある限り、ぼくは、アンディを超一級のシンガーだと思っている。


もちろん“魅力’’は、年とともに変化していかなければならない。トニー・ベネットのように、いくつになっても強力にうたいまくっている人もいるが、フランク・シナトラのくコロムビア時代〉くキャピトル時代〉 くりプリーズ時代〉 の変化に象徴されるような移り変りを、たいがいのシンガーは、経験しなければならないはずである。




こうしてアンディは、けっきょくのところ、その変化のタイミング、変化の仕方を、少々つかみそこねているのではないだろうか。ここ1、2年の、彼の出来・不出来の差が激しいのも、原因は、彼自身のそういう内面的な迷いからきているものとしか思えない。


だとすれば、あとはその迷いをふリ切れるかどうか、彼のガッツの問題である。アンディにあと10年は歌ってもらいたいと思うぼくは(そしてこのレコードを手になさっている方は、多分みなさんそう思っていらっしゃるにちがいない)、そのガッツの発揮を、心から期待するのである









                    by 牛窪成弘氏のライナーノトから引用








■牛窪成弘氏のこのアルバムについてのライナーノートから引用・・・・・・


1971年 現在、アンディの「ある愛の詩(うた)」シングル盤は、キャッシュ・ボックス、ビルボード誌の全米ヒット・チャートの上位にランクされ、アンデ、ィにとって、久々の快調のヒットとなっている。
このアルバムは、その「ある愛の詩(うた)」をフィーチュアした、アンディの最新アルバムであり、アメリカでは今年(1971年)の2月に発売されたものである。ここで最近のアンディについてちょっと書いてみよう。




ファンの方なら、もうとっくに気づいてらっしると思うのだが、ここ1、2年のアンディィは、どうもすっきりとしない。といっても、一時は離婚を伝えられた“愛妻’’クローディーヌとの家庭生活の問題ではなくて、本職の歌のほうが、すっきりとしないのである。




アンディの歌がおかしくなったのは、日本では1昨年の末ごろに発売になったLP1969年「ハッピー・ハート」のあたりからである。その後、来日記念盤の形になったオズモンド・ブラザースと共演の1970年年「ゲット・トゥゲザー」も、それほど良い出来とは言えず、そのまま、1970年5月の来日ということになってしまった。.
はっきりいって、あの頃のアンディは、まさに不調のどん底だったのではないかと思う。クローディヌも同伴せずに、単身の来日、家庭的にも、最も危険なときだったのではないだろうか。今年いっぱいでアンディは、シンガーを引退するといっている・・・・・。こんな楽屋情報に、ある種の真実味があったのも、スランプ状態のLPに続くあの日本でのステージぶりに原因があった。
しかしその後、アンディは持ち直した。昨年の8月に発売されたアルバム1969年「雨にぬれても」が、そのいわば“カムバック’’を示すレコードである。このレコードは、1968年の1月から昨年の2月にかけての、かなり長期間にわたって吹き込まれたものだが、全盛時代の声のつやが戻り、声量もたっぷり、こまやかな
ントネーションにも十分配慮のいきとどいた、まず申し分のない出釆栄えであった。やれやれまず安泰、と思ったものである。




ところが・・・発売された1970年「アンディ・ウイリアムス・ショウ」を聞くと、どうもまだ安定感がない。この「アンディ・ウィリアムス・ショウ」は、同じタイトルで現在NBC・テレビ・ネットワークで放映中のVTRから、アンディの歌の部分だけをサウンド・トラックの形で収録したもの。ブリッジ音楽と拍手の巧みな挿入で、いわばアンティにとっては初めての実況錦音盤のスタイルになっており、それだけに大変興味深いアルバムなのだが、歌そのものの出来ぐあいは、必ずしも期待したほどではない。


どうも、このところのアンディは、すっきりとふっきれてくれなくて困るのである。しかし、こういうふうに書いていると、それな
らとばかり身を乗り出してくる人がいるだろう。アンディは決してうまい歌手じゃない事実、こんな意見は、もう何年も前から、いろんな人に聞かされている。トニー・ベネットに較ペてみろ、ペリー・コモと比較してみろ、こういうことをいう人もいる。たしかに、アンデイには、トニー・ベネットほどの迫力もないし、ペリー・コモほどの巧者ではない。




しかしアンディには、ぼくが思うのだが、実にナイーブな魅力があった。たとえば、ケーデンス・レコード時代に吹き込まれた曲「聖ベルナディットの村」とか、CBSソニーに移ってからは、アルバム「ラブ・アンディ・デラックス」、l?ポサ・ノバ、ラテンをアンディと」などに代表される魅力である。これらの曲、これらのアルバムがある限り、ぼくは、アンディを超一級のシンガーだと思っている。


もちろん“魅力’’は、年とともに変化していかなければならない。トニー・ベネットのように、いくつになっても強力にうたいまくっている人もいるが、フランク・シナトラのくコロムビア時代〉くキャピトル時代〉 くりプリーズ時代〉 の変化に象徴されるような移り変りを、たいがいのシンガーは、経験しなければならないはずである。




こうしてアンディは、けっきょくのところ、その変化のタイミング、変化の仕方を、少々つかみそこねているのではないだろうか。ここ1、2年の、彼の出来・不出来の差が激しいのも、原因は、彼自身のそういう内面的な迷いからきているものとしか思えない。


だとすれば、あとはその迷いをふリ切れるかどうか、彼のガッツの問題である。アンディにあと10年は歌ってもらいたいと思うぼくは(そしてこのレコードを手になさっている方は、多分みなさんそう思っていらっしゃるにちがいない)、そのガッツの発揮を、心から期待するのである

                 by 牛窪成弘氏のライナーノトから引用



■アンディの1番の良き理解者と思われ、アンディのアルバムのライナーノートのLPに数枚書かれている、尊敬すべき音楽評論家・・・・












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■アンディ・ウイリアムスのHP         2010年1月更新    
1972年 CBSソニー LP


 





medley: alone again/song sung blue/first time ever I saw your face/
American pie/Summer knows

ライブで聴ける唯一の「思い出の夏」バージョン。
何度聴いても素晴らしい歌声。3度目の来日の世界で初の(当時)ライブアルバムだった。アンディ46才。このツアーはアンディも絶好調だった。大好きアルバム。特にこの曲は格別に思う。7月には世界初のLP紙ジャケット盤CDで登場する。待ち通し・・・。