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第231回 北軽井沢句会  (2023/5/8)




第二百三十一回銀漢北軽井沢句会会報


 令和六年五月八日(水)


草津ホテルヴィレッジ









2024/5/11撮影    photo by  Udai





2024/5/8撮影    photo by  Udai


 
 
 青山椒ほんの一葉それでよし
         
 裏庭の壁ぎつしりと岩煙草


 






柴山つぐ子

 車座で句碑を詠みゐし若葉道

 惜春の曇りがちなる草津かな




山﨑ちづ子
 
 夏めくやメロディー道の草津節

 葉桜や硫黄の匂ふ草津の湯

     


 
佐藤 栄子
 立ち入れば白根葵のうす明かりえ

 重なりてなほ重なりて岩鏡






佐藤かずえ

 初蝶におうちはどこと訊く童

 初筍や亡父の癖の鍬の痕





 

岡田 久男
 ここに生く人の句碑あり岩鏡

 高原の風よけて咲く岩鏡






北川 京子 
 岩鏡寄り添ひながら光けり

 ショウジョウバカマ緑と共に呼吸して



 
黒岩あやめ
 白根葵雲流れゆく句碑の里

 湯の街の香りほのかや初夏の風





黒岩伊知朗
   
  林間に孤高に咲きて水芭蕉

 笹笛の鳴らずべそかく幼の日






黒岩 清子
 
  風孕む温泉郷や鯉幟

 湯の煙軽き下駄の音花は葉に






佐々木終吉 
 
 

 珍しや敷地に泳ぐ鯉幟
                      
 鯉幟山川谷に集められ








白石 欽二
 群れ咲くはまさしく白根葵かなる

 北軽句会の人々を待つ岩かがみ




中島みつる
 
 出迎への草津音頭や夏に入る

 道の駅松の根元にイワカガミ



横沢 宇内
    
 


★五月八日、草津在住の中島みつるさんの案内で、草津吟行へ行ってきました。道の駅隣接の公園には沢山の句碑があり、中島さんの丁寧な歴史を含めたお話に一同感動。高山植物の岩鏡、白根葵、猩々袴、水芭蕉が咲いていて、作句には絶好の日となりました。
道の駅を後にして、句会場のホテルヴィレッジへ。途中、草津で有名なだんご屋さんでだんごを購入。昼食迄の間にいただく(美味)。昼食後の句会に向けて一同作句に一生懸命。
句会が始まり、吟行句発表。

高得点句
 立ち入れば白根葵のうす明かり   佐藤かずえ
 ここに生く人の句碑あり岩鏡     北川 京子

各々が意見を出し合い、充実した句会となりました。句会後、温泉に入り帰路へ。思い出深い楽しい一日となりました。(山﨑ちづ子)

         
 
★六月の句会    六月十二日(水)一時より 管理事務所
          兼題 栗の花 梅雨一般 苺
投句の人は、二日前までに郵便又はFAXにて出句用紙を使用して送ってください。
FAX番号  (0279 97 3640)











イワカガミの特徴は葉に光沢があり、花の先端がフサフサしていること。
『光沢のある葉』が『カガミ(鏡)』の由来だそうです。










山野草の女王と呼ばれている上品で美しい花。
日本の固有種であるシラネアオイは北海道では絶滅危急種に指定されています。










名前にある“ショウジョウ(猩々)”とは、猿のような顔と紅色の毛をもつ中国の伝説上の動物
のことです。花をショウジョウの頭の毛に、葉を袴(はかま)にそれぞれ見立てたことが、
「ショウジョウバカマ(猩々袴)」の名前の由来です。



群馬県中之条町六合)地区(旧六合村)にある野反湖に





















標高1,500mの天上の湖。斜面に広がるシラネアオイの群生地。

群馬県中之条町六合)地区(旧六合村)にある野反湖に群馬県中之条町六合地区(旧六合村)にある野反湖。

若山牧水が草津温に行くのに歩いたという暮坂峠を越える県道55号線(中之条草津線 なぜかこちらもロマンチック街道と称されています)を進みます。道の駅「六合」の手前で国道に合流すると直ぐに野反湖への道は草津方面と別れ高度を増し、中之条からは43km1時間ほどで野反湖の展望台、富士見峠駐車場に到着します。

草津からR・406
北軽ペンション時、行ってきました。



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