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令和6年7月10日(水)1時より 管理事務所 兼題 水中花 青林檎 百日紅 席題2句 |
からませてバラのアーチとなりにけり 藤村の「初恋」思ふ青林檎 曇り空次第に晴れて水中花 |
柴山つぐ子 |
木道の足音に跳ぶ青蛙 緑陰の穏やか顔の六地蔵 青りんご木洩れ日誘ひふくらめり |
山﨑ちづ子 |
土牢に供華の乾びて夏落葉 夫在らばきしむ釣竿夏の海 投函の路地いくとせの百日紅 |
小林 好子 |
水中花ときどき泡の吐息らし 落人の村の伝説青嵐 短夜や零れ話のとめどなき |
佐藤 栄子 |
道案内のやうにありけりつりがね草 |
佐藤かずえ |
豆のつる支柱になじむ六月尽 黒揚羽巨鳥となりて影はやし |
岡田 久男 |
夕焼やロングシュートはど真中 枯れることなき定めなり水中花 板塀を乗り越え盛る百日紅 |
北川 京子 |
ズッキーニ呟き聞ひてくれさうな 君の恋叶ひます様夏の星 |
黒岩あやめ |
山の宿受付の席水中花 手洗場ペットボトルにつりがね草 青りんご信濃の里の小昼どき |
黒岩伊知朗 |
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青林檎かじつて子らのかくれんぼ子 水底の人魚の茵水中花 夏蝶の離れもせずに露天の湯 |
黒岩 清子 |
絵手紙や津軽風切る青林檎 百日紅川面行く色並木道 |
佐々木終吉 |
青林檎葉陰に隠れ頬染めて 田の畔や草刈りあとの線路道 |
佐藤 純一 |
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窓辺には光輝く金魚玉 えびす様ホタル袋を背負いてる |
武井 康弘 |
紫陽花や久女の一句口ずさむ 外に出て咲いて見せてよ水中花 蛍や闇のどこかで国訛り |
中島みつる |
風吹かば水面に揺れる半夏生 八ッ場湖に波紋広げて夏の雨 境内の華やぐ灯り夜店かな |
横沢 宇内 |
★今月は句会後に各々が選句されなかった俳句について添削をしたり意見を出し合いました。 いつにもまして活気ある句会となりました。 (山﨑ちづ子) ★八月の句会はお休みとなります。 |