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 月    





第110回北軽句会/番外編 

平成25年3月31日

塩田平  無言館 前山寺 信濃デッサン館 北向観音 吟行


 












前山寺



北向観音



無言館



信濃デッサン館




前山寺



塩田平を望む




愛染かつら
穏やか、仙台桜。



信濃路の音無き雨や花ずはう 
地に触るる枝垂れさくらの枝の先
手繋ぎで計る大樹や花の冷
頬寄せて耳押し当てて芽吹く音
桜東風仰げば風鐸わずか鳴る
前山寺くるみおはぎに弥生尽
鐘を撞く紐持つ男牡丹の芽
昼膳の塩田平の蕗のたう
赤々と大空染める桂の芽
(愛染かつら)
春愁や煤光りする太柱
柴山つぐ子






   

 





   


 
 







 
     
石たたみ縁に色付く犬ふぐり  
無言館ゆるき坂道初さくら
霞晴れ名知らぬ山の輝けり
前山寺長き石段牡丹の芽
野面積む垣の盤石青き踏む
七苦離の法の話や春しぐれ
御手綱で繋ぐ天と地春の寺
辛夷咲く丘より望む信濃かな





山崎ちず子




   
   
   
   


 



 

   
鐘の音に山茱萸の花揺れてをり
手の中でからからと揺る花馬酔木

薔薇の芽に小雨降りしく無言館
初桜ただそれだけの嬉しさよ
山笑ふ七つ響けり昼の鐘
春愁や煤光りする太柱
野仏を被ひ尽くせり蔦若葉

佐藤 かずえ










   




















春の昼鐘の余韻が残りけり
犬ふぐり無言館への石だたみ
やはらかに色付き初めし桜かな
遅春のけやき大樹に耳当てる
春休み少年野球の声届く
山寺の筧の音や木の芽雨
   佐藤さゆり


   


















   
   
   
   





   




   
   
         
           
   

   
   
   
 




バック映像は嬬恋村・万座」鹿沢駅口、・吾妻川沿いのさくら


信州の鎌倉とよばれる塩田平に吟行しました。

遅春の変わらぬ風情の無言館、枝垂れさくらの一ミリ程の細さがピンクの今にも咲きそうな蕾を付け、可憐な生命を感じとることが出来ました。近くの前山寺は宝ものだらけ。本堂には折しも晋山式が行われたばかりの由、如来様との結願の五色のお手綱を握らせて頂く事ができました。名物のくるみおはぎを有難く頂き、寺男の撞く昼の鐘につつまれました。
厄除けの北向観音さまは現世利益の観音様、来世を願う善光寺と共にお参りせねば片詣りとの事。お手洗は別所温泉の湯 口と手を清めての参拝。川口松太郎の愛染かつらで有名なとてつもなく立派な桂大樹が紅色の芽ぶき。大空を染めていました。
花冷えのしっとりした信濃日和を俳句のご縁で廻る事が出来、楽しく感謝の3月31日でありました。
◎春の気まぐれ天気でしたが楽しい吟行となりました。(つ)





3月の八王子の風景




菜の花




白木蓮




ミモザ





木蓮




雪柳



連翹



紅梅



木瓜の花














馬酔木




沈丁花





白梅







木瓜の花





椿蕊




花海棠






ハナミズキ





キソケイ




一輪草



ヤマブキ草






 


2013/4/22  句会々員・佐々木終吉制作




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