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2014年 第120回 北軽井沢句会 戻る

   






 第120回北軽句会  平成26年




 
2月9日(日)午後1時 山田宅



  ★兼題二句 寒明 蕗の薹 猫の恋 当期雑詠三句
詠三句一般 返り花 当期雑詠三句








2月の北軽井沢の風景


ウインターフェスティバル/2014




炎の祭り




         



 
写真はP・ブルーベりーさんから・・リンクします。





              
天神の灯点す頃や梅八分  
春の雪かすかに届く夕の鐘
草の戸の闇にはじまる猫の恋










  柴山つぐ子 



蕗の薹はやも長たる日の表
浮かれ猫日の甲板を駆けまはる
立春の風に衣桁の紐いろいろ







  中川冬紫子 
冴え返る空の明るき宵の村   
御神饌恭しくも春の宵








岡村妃呂子





寒明けの影濃くなれり遠浅間 
切り傷の勲章めける恋の猫









佐々木終吉






寒明けや勤め決まると子の言へり 
節分の鬼に当たらぬように撒く
蕗のたう摘む手にかほり移すかな







佐藤かずえ
冬花火流星群のごと落ちる
山国の空にハートや冬花火
しりとりの輪にゐて足湯春隣






  佐藤さゆり
漁夫の手に光る指輪や福は内 
摘みたての和尚の笊に蕗の薹
薄墨の富士を遠目に猫柳











小林 好子
春の猫あわれ吾仔を敵とする
蠟梅を一枝かざして友来たる









小林 尊子
凍星やコーラスの声よく響く
踏み砕く豆の音から春立てり
観音堂二月の光うすうすと







山崎ちづ子
日溜まりに這ひ附きばりて蕗のたう
蕗の薹故郷の呼び名ちゃんまいろ








  佐藤 栄子
恋猫の頻りと誘ふ作り声  
あさなさな玻璃戸の凍つる暮しむき
日返しの雪に焼かるる野の仏








山田  公子
豆まきの福のこぼれに鳩の群  
恋猫の野性となりね闇世界
日溜まりの丈の影もつ蕗の薹


 






山田   礁
吊り橋の掛る川辺に猫柳 
庭の池緋鯉氷に透けて見ゆ









黒岩 あきら
立山の雪解しずくに野鳥どち 
おだやかな寒明け近し波の音








上原  妙子

句作りに近道はなし冴え返る
聞き耳を持つ猫とゐて日向ぼこ











滝沢 咲秀
白粥に浅間の芹を刻み込む 
はりつめて雲なき空に雪浅間









湯本 半才
凍み豆腐日差しを浴びて軽くなり
湯たんぽのぬくみほんわか朝までも









 
  鳴釜 和子 
音高き川辺の岸に蕗の薹
春の雪猫の足跡直線に






  星野恵美子







★全国的に春雪の日。句会は久しぶり咲秀さんの出席。ゲストに佐藤栄子さん、星野恵美子さんをお迎えし、フレッシュなお風入れ。
そして小林尊子さん、鳴釜和子さんのお二人が先日{銀漢}に入会されましたた事、何より嬉しく思っています。(つぐ子)

★次回三月定例 三月九日(日)午後一時 山田宅
 兼題二句 雛祭り一般 水温む 目刺 雑詠三句 五句出句
★新年大会に出席してきました。厳粛にして楽しく百人余の出席は盛大でした、終吉さんホームページの事。礁さん同人挨拶。岡村さん祝電と活躍でした。

★日差しはすっかり春ですが、当地の厳しさは二月が本番です。ご自愛頂き、佳い句を作ってください。なんといっても歳時記です。






                   






△2014年1月25日 湯島天満宮















平成26年・銀漢俳句会
新年俳句大会入選作品












 

柴山つぐ子
剥落の神の扁額(へんがく)冬ざるる
     


山田 礁
年酒酌む下戸は千両の意を酌めず
小刻みに沖より寄する初明かり

山田 鯉公
歯固めの老いの顳顬(こめかみ)力みをり










八王子・湯殿川の風景

八王子・2014年2月の風景(ここは北軽・・?)2/9


東京では45年ぶりの大雪
東京都心では、積雪が25cmを観測し、1969年以来、45年ぶりの大雪だった。
八王子では35センチの積雪を記録した。2014/2/9





























雪と紅梅と・・・






白梅



犬ふぐり



なずな




仏の座



菜の花


紅梅




△八王子 2014/2/15 再びの大雪だった。























 

2014/2/14 句会会員・佐々木終吉制作




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