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第134回 北軽井沢句会  平成27年 (2015年) 

 
平成27年5月13日(水)午後6:30分

場 所 浅間高原別荘管理事務所

兼題二句 初夏 更衣 当期雑詠三句









       
 
火の山の腹に石楠花おおどかに

深山に風のきままや岩かがみ


奪衣婆の天蓋のごと桜の実



     




  
  柴山つぐ子 







 
 

初夏の雲に力や相模湾


更衣伊予の絣に旅ごころ   


裏山は遺跡の宝庫風薫る








  中川冬紫子 






まろやかに鐘鳴り渡る遠霞

                 
山藤の峠越えして道の駅


松蝉や到着駅に新店舗




          


 
  小林 好子 






黒づめる溶岩の山肌夏はじめ

              
春蝉や土下座のありし御成道


皺寄する谷戸の木影の鯉幟            




  山田 礁 




  










   
   
        
風はこぶ微かな香り桐の花 

               
夏めきて日増し気温の上昇中
               









  岡村妃呂子 





笹舟を並びて流す夏初め



昇り行く雲雀の声に励まされ


初夏の風誰となく頬を撫づ









黒岩 章
雲のごとあちらこちらに山桜
                

薫風を精一杯に深呼吸        

 
光満つ木々の先まで聖五月










  小林 尊子 





風に揺る紬の袖や更衣 

                 
天空に宝珠めきたる朴の花             










  佐々木終吉 
山の子の遊び相手や翁草



細き筆わすれな草の瑠璃描く 
              
             
初夏や湯けむりの立つ白根山










  佐藤かずえ 
 
里山や花桃見渡すかぎりかな
            

浮島へ神橋わたる余花の風











  佐藤さゆり 
山里の風のやさしき初幟


山盛りの山菜づくし夕餉かな


畑へゆく白寿の父へ初つばめ










  下谷 詔子
高原の初夏の日差しを眩しめる
              
更衣防虫剤の濃く匂ふ
  








  武井 康弘






こでまりの時をゆたかに青つぼみ


匂ふかな開き初めたる花杏

            


  


  
  鳴釜 和子 








小流れに初夏の日射しの煌めけり

山晴れや竹の子飯のおすそわけ
   
    
  星野恵美子










 
 
初夏や身重なる子の里帰り
                
柔らかき色盛り上がる草若葉


寂び色の辛夷大樹や諏訪大社








山崎ちづ子






中山道枝垂れ桜の峠越ゆ
               

石仏の周囲彩る黄水仙



夏の夜のグラス重ねる摩天楼



  橫沢 宇内 








 


◎ 次回は一泊吟行となります。
 日時 六月十、十一日(水、木曜日)。俳人井上井月ゆかりの伊那方面
● 幹事より追ってお知らせいたします。

◎ 洋酔塾の皆さんが来村され、軽井沢雲場池。白糸の滝、、石楠花園  等吟行。句会、懇親会など総勢十六名であたたかく意義深い時を過ごさせて頂きました。翌日は溶岩樹型、鎌原観音堂、柴山庭 鬼押し出し園など盛り沢山を精力的にこなされ次々に秀句を得て楽しく帰京されました。ひとえに俳句のお陰です。明るく前向き姿勢を学ばせて頂きました。関係の皆々様に心からお礼申し上げます。お疲
れ様でした。句報は洋酔塾担当後日となります。

                      (15.5.18)つ                  

                          



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