TOPぺージへ

2回 35回 39回 40回 41回 42回 43回 44回 45回 46回
47回 48回 49回 50回 51回 52回 53回 54回 55回 56回
57回 58回 59回 60回 61回 62回 63回 64回 65回 66回
67回 68回 69回 70回 71回 72回 73回 74回 75回  76回 
77回  78回  79回 80回 81回  82回  83回  84回  85回  86回 
87回  88回 89回  90回  91回  92回  93回 94回  95回  96回 
97回  98回  99回  100回   101回 102回  103回  番外編  104回  105回 
106回  107回  108回  109回  110回  111回  番外編  112回  113回  114回 
115回  116回  117回  118回  119回  120回  121回  122回  123回  124回 
125回 126回 127回 128回 129回 130回 131回 132回 134回 135回
136回 137回  138回 139回  140回   141回 142回  143回  144回  145回 
146回  147回  番外編  148回  149回  150回  151回  152回  153回  154回 
155回  156回   157回 158回  番外編  159回
 
 160回 160回  161回   

2017/6/12更新 


2017年 第161回 北軽井沢句会 戻る




第161 回北軽井沢句会 平成29年 (2017年) 



平成二十九年十一月八日(水)午後六時半

場所  浅間高原土地別荘管理事務所

兼題 二句 初氷 立冬 鍋(一般) 当期雑詠三句




















  

晩鐘のけふより冬の音色かな

末の子が鍋奉行なり牡丹鍋

奥までも日差し入り来る冬はじめ

飛び跳ねて生きる証の冬の虫








 
柴山つぐ子 


立冬や猫も通さぬ永田町

初氷円かに朝の日を返す

星降って不景気飛ばす西の市






  小林 好子
着古しで事足る生活冬びより

ひび割れは昨日の地震かも初氷






  山田   礁 
寄鍋や大言壮語なき酒徒と

うそ寒や薬待つ間の斜め読み







  岡田 久男
夕暮れに稲分け持ちて十日夜

冬めきて日照雨に あたり軒を借る




       
  岡村妃呂子

落葉松の黄金の流れ冬はじめ

遠き日や食卓囲みおでん鍋







  河上 和子
初氷ふみゆく子等の通学路

吾子の来て古里訛り鍋の味








  黒岩 一郎

寄鍋に旬の野菜の盛り沢山

錦秋や畑休みて絵筆持つ







  

  黒岩 茂子
    

立冬や瞬時に変はる朝の雲

森陰の解けゆく土の霜柱





  小林 尊子

寄鍋や遺伝子の顔揃へをり

街道は銀杏黄葉歴史めく



  佐々木終吉





 


 

手首から目覚むる朝や冬来る

珈琲にみるくたっぷり今朝の冬







  佐藤かずえ
冬うらら思ひ伝はる花セラピー

頬よせて嬰の目覚めや初時雨
       
  佐藤さゆり





 
                

冬晴に黒煙の香や登窯

初氷吾先に踏む赤き頬






  武井 康弘 
              
止むはずの雨の一日や根深汁

明け方の空気きりりと初氷






  山崎ちづ子 

火の山も今朝は裾まで雪化粧

冬に入る峠の道の厳しけり







  横沢うだい

 
 


★二つの大型台風の襲来により紅葉がきれいにならないまま立冬を迎え、高原の厳しい冬が始まりました。体調に留意され歳時記をお友達にしてひたすらご健吟をお祈り致します。(山﨑ちづ子)


☆次回 十二月十三日(水曜日)午後六時半

場所: 浅間高原土地別荘管理事務所

兼題二句 十二月 クリスマス 冬一般 当期雑詠三句
                                    (17・11・13・ち)









2017/11/20更新



 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る