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2019/9/15    更新 
2019年 第181回 北軽井沢句会 戻る




第181回北軽井沢句会  (2019年) 


第百八十一回北軽井沢句会々報
 
  令和元年九月十一日 (水)午後一時半  別荘管理事務所

  兼題 桔梗 秋彼岸 鈴虫   席題 夜長  啄木鳥







鬼押出し園9月




嬬恋村のもろこし畑の秋色に染まる


 嬬恋の夜長に聴きし深夜便
           
 母恋ひのはらから集ふ秋彼岸
         
 父母在りしあの頃の事ちんちろりん
                      
 初鴨の賑はう気配在所池

柴山つぐ子
 
 
   
 
 
 
   
 
 玉蜀黍の皮むく音を競ひけり
          
 盆花に幾つか呼び名おいらん草

 馬追や昼間遊びし草むらに






  岡田 久男
 老人会鈴虫育て子にくばり
           
 桔梗咲き美しき花根は鎮咳薬   






  岡村妃呂子
 秋蝶の絡みて失せり山上湖
           
 刈られても根性で咲く秋あざみ

 鈴虫や母眠る丘夕陽落つ





  黒岩伊知朗
 秋彼岸子ら連れだちて墓参り
          
 リード引く太郎駆けよと夕立来る

 秋の夕いつもの場所に母の椅子





 
  黒岩 清子
 虫の音と至福の時や仕舞風呂
          
 草屋根の人気なき庭おいらん草







  黒岩 茂子
 白樺の梢にわずか樹液かな
           
 さざなみを越えて来るや夏鶯

 初音聞くコロコロと鳴く雨蛙


           




  小林 尊子 
   
 桔梗咲き供花の一輪色深
           
ちりぢりに飛び立つ影や稲雀
  






佐々木終吉
 
 嫋やかな風を待ちをり稲の花
          
 黒髪を少女靡かせ花野かな





  佐藤 栄子


 


 ただ耳を澄ます夜更けや虫時雨
         
 秋風や置かれしままの耳飾り

 ぽっとりと後ろで落つる花木槿









  佐藤かずえ
 三度振る力いっぱいたけのこ穫る
        
 水に触れ邪念消へたる滝の音
佐藤さゆり







 
 

                
 旅宿の床に一輪花桔梗
            
 ふと目覚めいつか眠りに夜長かな





  武井 康弘 
              
 鳳仙花夕べの風に種こぼす
          
 溶岩原の大空埋む鰯雲

 幼ならの絵本の続き夜長かな






  山崎ちづ子 
 山宿の庭に弾ける鳳仙花
            
 青空と雲をキャンパス花木槿




  横沢 宇内

  
   

風に揺らぐ可憐な雑草の花たち 遅れても遅々として育つ畑のモノたち 大勢の人で賑わった庭も落ち着きを取り戻しています 廻り来る季節に歩調を合わせているようです 夜句会が昼句会となりました
                             {柴山つぐ子}

  ◎ あらかると ◎
● 十月の定例句会は十月九日(水)午後一時半 別荘管理事務所
● 兼題二句 秋日和 新米 紅葉一般  当季雑詠二句 席題二句

★出羽三山 特別句会と過ごす事ができました お疲れ様でした 
有難い事に編集部の協力も頂き銀漢九月号に特別句会が 来月十月号には出羽三山吟行記が掲載される予定です 汗と涙の感動が蘇る事と思います 皆で書いた吟行記は宝ものです 
                           (19・9・13 つ)

       



2019/9/15   更新



 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る