標高1100Mの北軽井沢の美しい四季を詠む・・




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2007年 第50回北軽井沢句会 戻る




第50回北軽句会 平成19年12月19日(2007年)
■十区事務所

兼題 師走 鍋一般 山眠る





冬桜日増しに白の色深む 岡村妃呂子
深ぶかと音なく舞ひし雪の花



雪吊りや碧へと続く加賀の旅 佐々木終吉
ペダル踏む夕日の色に山眠る



溶岩沿ひの白き山荘懸け大根 清水一静
寒星を仰ぎひとりのロック酒



肝一つあんこう鍋の真ん中に 滝沢咲秀
伝言板MよりSへの駅師走



羽ばたくも浮かぶも美しき大白鳥 滝沢照香
室の花匂ひ初めたる昼餉どき



小春日や病後の夫と小買い物 湯本 巴
白鳥の水脈しなやかに山の池



二日目となりて一人のおでん鍋 田村洋子
裸木や真正直な父恋いし



四温晴れ陽の差している母の部屋
柴山英人
柚子味噌の香りにしきり母のこと



雪煙り巻き上ぐ浅間夕陽落つ 内藤 徹
広告の日増しに厚し師走かな



倒木の木の香の満ちて山眠る
山田公子
火の用心火伏せの札の飴色に



猪鍋の提灯吊す山家かな
山田邦夫
遠浅間初冠雪の盛り塩めく



短日の鶏鳴せはしとり牧場 柴山つぐ子
溶岩原も白ずくめなり山眠る










■今月の句会・・・・
早いものですね。北軽句会も今回で50回を迎える事となりました。
和気藹々の穏やか句会です。
もう一歩元気よく、もう一歩勉強して、もう一句多作してみましょう。
もう一歩踏み出すには、どうしたらいいのでしょう。
来年の課題です。

■次回は新年句会です
日時 1月16日(水)5時 場所「とまと」会費2.000円
兼題 新年一般 句会あとのカラオケがあります。
幹事 内藤 徹さん 

■今年も数え日となりました。色々お世話になりました。お陰さまで楽しい1年でした。来る年もまた更に結束ある句会となりますよう、よろしくお願いいたします。

皆様のご健勝とご健吟を心よりお祈りいたします。
どうか・・・・良いお年をお迎えくださいませ。つ


            北軽井沢 つぐ子便り 柴山都久子記







2008/01/22・句会会員・佐々木終吉制作






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