第80回北軽句会 平成22年8月(2010年)
句会夏休み 投句当季雑詠 五句
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8月の北軽井沢の風景
魚止めの滝
| ■盆東風や鬼押し出しの光り苔 |
岡村妃呂子 |
■夏深し芭蕉像立つ中尊寺
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| ■晩夏光石畳行く傘の人 |
佐々木終吉 |
| ■蝉時雨日輪の影バスが行く |

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| ■潮の香を恋ふて珊瑚の首飾 |
内山 寿子 |
■盆の月浅間に向ける亡夫の椅子
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| ■犬洗ふ体に残る草いきれ |
野村 明良 |
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| ■露草の匂ひを籠に蛍死す |
野村彌絵子 |
■カサブランカ見嗜みのごと凛とせる
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| ■鰻食ぶ母の好みしこと思ふ |
林 謙一 |
■蝉時雨転院の兄見舞ひけり
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| ■爽やかな笑顔で臨む夏合宿 |
黒岩 清女 |
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| ■青りんご六月の吾子の後ずさり |
佐藤 広人 |
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| ■ひぐらしの一日の終り告げて来し |
山田 公子
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| ■星月夜風と触れ会ふ湯浴みかな |

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| ■丁寧に遺骨なき墓洗ひけり |
山田 邦夫 |
■打ち水の鰡背姿に下駄の音
■天と地を断ち切る如し峡の霧
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| ■新盆や瞑れば夫の来て座る |
柴山つぐ子 |
■庭中を供華とせしごと水引草
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愛妻の丘
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愛妻の丘

照月湖


鹿沢百合園

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〇残暑お見舞い申し上げます。それでも朝晩は寒いほどですね。お元気でしよ
う
か。避暑地の夏はナニカと多忙です。静さを取り戻す頃お会いしましょう。
〇次回はバーべキュウ句会です。九月十五日「水」を予定しています。
柴山庭 午後一時より 雑詠二句 当日詠一句 (ゲスト歓迎です)
楽しくやりましょう。 つ
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浜栲・ハマゴウ
草のように見えるが、本当は木である。 名前は、浜をはうという意味らしい。 葉をお風呂に入れるといい香りがする。
葉は対生し、長さ2〜5センチ
平安時代の文献「延喜式」「本草和名」では蔓荊子(はまはふ)波万波比(はまはひ)など茎が砂の上を這う意味の浜這いであった。その後、実、葉、茎に精油分を含み芳香があることがわかり葉や樹皮からお香や線香が作られた。浜辺の香りの植物であることから(ハマゴウ)。
自宅から川沿いの道に自生していました。
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浜栲・ハマゴウ

浜栲・ハマゴウの実

川沿いの道・秋桜が咲いて・・

カンナ

早少女花・ヘクソカズラ

丸葉縷紅草・マルバルコウソウ(薬草として用いられる)

白鳥草・ピンク

白鳥草・ホワイト

水引草

チロリアンランプ

女郎花

凌霄花

百日紅

唐綿

オオケダテ

三葉土栗

ワルナスビ・悪る茄子の意

マメアサガオ

ミソハギ・禊萩

狐の剃刀(ヒガンバナ科)


ナツズイセン(ヒガンバナ科)

蓮根の花
今年の八王子の夏は、史上初の熱帯夜が48回もあり、とにかく暑い夏の洗礼をうけました。北軽から去年の10月に八王子に引っ越して初めての夏。
うれしい感動は・・・・ここは歳時記の通りの四季の花々が咲き、猛暑の中撮影に出かけると、いっそリと咲く素晴らしい野草の発見もありました。
撮影してネットで名前を検索すると、偶然珍しい花だったり・・・・・まだまこの辺りは素晴らしい自然が残っています。
すぐ近くの川沿いの道は自転車で毎日の様にツーリングに出かけます。四季折々の木々の花、カラフルな花々が目にする事ができます。
句によって、視点が野草に目がいったり、庭の珍しい花たちを撮影し・・名前を覚えていく楽しさもおぼえました。
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