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2013年 第110回 北軽井沢句会 戻る




 





第110回北軽句会 

平成25年3月10日(日)柴山宅 午後11時


兼題二句 雛一般 東風 独活 雑詠三句
 
近場吟行 白鳥池 鎌原観音堂


 














北軽井沢の風景









「弟橘媛 浅間にお成り」(3月10日上毛新聞)




 
2013年3月10日(日) AM 11:00
嬬恋村のホテルから望む浅間山北面に9日、長髪の古風な女性のような雪解け模様が現れ、住民や観光客の話題となっている=写真。村名は、日本武尊が長野県境の鳥居峠から「吾が妻恋し」と、妻の弟橘媛おとたちばなひめの死を惜しんで叫んだとの故事に由来し、住民や村職員から「弟橘媛のようだ」との声も上がっている。

話題の発端は3年前。同村鎌原の「ホテル軽井沢1130」の常連客が総支配人の藤本重俊さん(58)に「姫のようなものが見える」と話した。以来、毎年この時季に姿を見せる。藤本さんは「今年は雪が多く、例年より登場が遅れた。いつまで見られるかは、天候によって変わってくる」と話している。


 



啓蟄の待ち伏せしてゐる野鳥どち 
雪間草用水池の畔道に







岡村妃呂子






   
水晶玉もたらす細枝春時雨 
白梅の離れて独り遠く嗅ぐ
谷戸奥の小流れに蜆探しけり

   木部 玲子
   
 







 
     
梅東風や甘露の井戸に顔映す   
水芸の口上長し山笑ふ
春興や息ととのふる切通し
小林 好子





   
   
   
   
新作の並ぶパン屋の春めける   
色溢る川のほとりの犬ふぐり



 



佐々木終吉






   

   
春荒の湖一直線に鳥走る     
波郷句の文字のやさしく木の芽雨

佐藤 かずえ










   




春うららフェリーから見る神の島(屋久島
春昼の噴煙上がる桜島
水尾引きて鴨の大群声上ぐる





   佐藤さゆり
   



   
雛菓子の袋預かり子は駆ける 
料峭や波のひびきの岩屋仏
髪結の看板歪む春一番
  中川 あゆ
   
         
         







   
大皿の雛の寿司食む男たち  
野良猫の裏声を聴く春の夜
嬬恋を詠ふ波郷碑春の雪











  山崎ちづ子 






   
群れといふ安らぎに揺る残り鴨  
幼児の深き眠りや雛の夜
梅東風や死後に添ひとげし尼の墓
  滝沢 咲秀
 
   
         
           

   







   
春暖炉朝のひととき茶の旨し
春の日や浅間小浅間ひかりあふ

吉田みどり

   







雪間より固く芽を出すふきのたふ 
食堂の窓辺を飾る吊るし雛
















湯本 半才
   
大いなる浅間山に春の到来す
むらさきの闌けて泛むる藪椿













山田   礁

   
強東風や噴煙呑みて雲速し
遠目にもまなうら焦す金盞花

山田 鯉公







    
ゐぬ白鳥池水は元の安らぎに
火の山を映すさざ波残り鴨
雛段にウルトラマンも飾らるる
柴山つぐ子
















★白鳥が来ているのを知らない人がいて行ってみようとのミニ吟行美しい50羽ほどの親子連れ、この数日の温かさで帰ったあとでした。
残り鴨が百羽ほどのどかに水面を賑わしていました。フレシュで力強い句の誕生。皆それなりに満足した一時間でした。(つぐ子) 

★ 次回 4月14日 午後4時 柴山宅
 兼題二句 桜餅 風船 林檎の花 当期雑詠三句

◎▼アラカルト▲◎

★ 吟行の予定です。(出欠は幹事迄)
★ 幹事 佐藤さゆり 佐藤かずえ
◎ 3月31日 午前8時.30分 柴山宅集合
 北向観音 無言館等、塩田平周辺

◎ 6月中旬ころ(日時決まり次第お知らせする) 
鎌倉一泊 紫陽花吟行を予定します。


★ 今年の抱負の一つに「吟行」が有りました。皆、和気あいあい、楽しくなければ俳句じゃないの出番でした。
                   (13.3.13.つ)





3月の八王子の風景








河津桜






















アズマイチゲ













ヒメオドリコ草

























馬酔木







 


2013/3/16  句会々員・佐々木終吉制作




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