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2012年 第107回 北軽井沢句会 戻る




      




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第105回北軽句会 平成24年12月5日・水(2012年)納め句会


午後六時半 山田家


兼題 年用意 虎落笛 煤払 鍋一般 当期雑詠 三句

















北軽井沢の風景


















   









虎落笛夜通し風の通り道 
旨さうに嫁の料りし寒の鰤







岡村妃呂子






雲水の阿吽の呼吸煤払ひ 
饒舌な俳句仲間の饂飩すき

小林 好子






虎落笛嬬恋村行きの切符買ふ
遠浅間きらめく雲間花八つ手



 

佐々木終吉







何もせずポインセチアを眺めゐる 
山里に贈られてきし牡蠣を愛ず

佐藤 かずえ











     
冬晴れの港の街にジェットコースター  
踏み鳴らす音バリバリと初氷







佐藤  さゆり


小春日や身軽に歩く中華街 
白鳥の眼集める幼の掌
まっさらな句帳の匂ふ冬さんご
  中津川あゆ
     
     




米寿過ぐ気丈な母と煤払ふ 
両の手に下げる袋も年用意











  山崎ちづ子 







身構える事無き日々や根深汁 
指吸うて独り寝る児の炬燵かな
過ぎゆくも吸はるるもあり虎落笛
  滝沢 咲秀
 





 
     
          
眼裏に祖母浮かび来る葛湯かな
寄せ鍋のくつくつ誘ふ般若湯
風花の吹ッ飛んで来る朝かな


湯本 半才
偲びたる母のおはぎや小豆剥く
薪暖炉母のぬくもり思い出す

吉田みどり








鐘楼を囲みて打てり除夜詣
易の灯や階につまずく虎落笛










山田   礁
炊事場の梵字の煤け年用意
予約日の赤丸目立つ古暦
鍋囲む奉行二人の夫婦箸

山田 鯉公






    
幼どちやって来る日の年用意
鍋奉行亡くてひとりのおでん鍋

柴山つぐ子
















★会員、湯本さんが<銀漢>のお仲間になりました。初学の頃。素十と井月を読むようにとの事だったそうで[井月]に心寄せられておられる半才さんです。今回のゲスト吉田みどりさんが、句会の翌日早速に歳時記を買いに行かれ、入会されました。皆さんの輝く笑顔と温かさに感動されたそうです。つぐ子


★次回は新年句会です。
 日 時 一月十三日(日)午後一時
 場 所 湯本家 [すみや]会費 二千円
 兼 題 新年一般

 ★アラカルト★

 俳句のある暮らし    佐藤かずえ              
 
 娘が結婚しました。本当にきれいな花嫁姿でした。親の役目がひとつ 済んだことのほのかな安堵と贅沢な少しの寂しさ、涙を沢山流したの は親の私かもしれません。

 冬麗マリアベールの子の涙     かずえ     


 ★今年もお世話になりました。ますます結束の北軽井沢句会です
  在所の俳句工房も佳句が誕生しています。楽しくなければ俳句  じゃないをスローガンに楽しんでゆきましょう。お寒さの折、  お体充分ご自愛のうえ良いお年をお迎えください。つ
                
  (2012.12.08)








12月の八王子の風景


ネズミモチの木




花八つ手



茶花



  
梅もどき





花水木





拓大・八王子キャンパス




拓大・八王子キャンパス





仙人草




実南天





千両





真弓










 


2012/12/15 句会々員・佐々木終吉制作




TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る