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2012年 第104回 北軽井沢句会 戻る




月       




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第103回北軽句会 平成24年9月5日(2012年)

午後六時半 柴山家 


当期雑詠五句









北軽井沢の風景

キャベツ野



嬬恋村・愛妻の丘




嬬恋村・愛妻の丘



嬬恋村・愛妻の丘から撮影。




鬼押し出し園




鬼押し出し園






         
嬬恋村誌によると、「明治22年(1889年)に発足した「嬬恋」の村名は、全くすなおに日本武尊(やまとたけるのみこと)が碓日坂(今の鳥居峠)におたちになって、なき妻弟橘姫(おとたちばなひめ)を追慕のあまり「あづまはや」とおなげきになって妻をいとしまれたという故事にちなんで名づけられた。と村勢要覧に掲げている。」とされています。平成16年11月に村名の由来から「妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない。」という理想のもと、日本独自の伝統文化かもしれない愛妻家というライフスタイルを世界に広めていこうと「日本愛妻家協会」が発足され、お互いに連携しながら村づくりに取り組んでいます。


□愛妻の丘・・・
 農家の畑を借りて始まった小さな催しがキャベチューでした。男たちが真剣に愛を叫ぶ姿がだんだん評判になり、群馬県が叫びの丘に整備してくれました。そこを村の人たちが「愛妻の丘」と名付けました。いまではそこはドライブの名所です。村民が始めた催しが多くの人の心を動かして新名所になりました。小さな波が大きな波を作り出して現実になる。「愛妻の丘」はまるで奇跡のような出来事が生まれた場所です。
          
  




一面の畑映し出す秋夕焼
夏休み新任教師の孫帰る




岡村妃呂子






赤かぼちゃ仏に供え夜は食ぶ 
盆市となる日曜の仲通り
海坂に釣船消ゆる夏の霧
小林 好子
-





花すすき金糸銀糸の谷戸の風
心まで風に揺れゆく稲穂波


 

佐々木終吉







虫の音を子守の唄と眠るかな
虫の音を聴きゐる夜は明けにけり
無言館いつしか蝉も鳴き出せり
佐藤 かずえ


螇螇螇







     
不意打ちの螇蚸飛び出す母の家 
コスモスの倒れしままに咲き続く




佐藤  さゆり





 
     
     
静かなる山の薄闇ちちろかな 
焼きたてを大皿に盛る初秋刀魚












  山崎ちづ子 







秋の蜂一命懸けて刺しにけり
首たれて八月忌日送りけり
よろぼひて打ち揚げ花火木の間より
  湯原  半
 
 
     
  
          










キャンプの荷冒険談も詰めて来る 
秋風や爪切って身の軽くなる

赤とんぼ石の温みをつかみをり
虫すだく追伸ばかり長くなり
滝沢 咲秀







終着の無人の駅に虫すだく
白日の羽音の唸る庭千草
松明草群れて狐の嫁入りめく









山田   礁
古希を祝ぐ夢を継ぎたす赤のまま
控えめの庭を彩る紫苑かな
嬬恋の空へなだりの百合の満つ

山田 鯉公






    
愛妻の丘にコスモス揺れ交はす(嬬恋村
草は実に子は夫々に塒持つ
火の山の穏やか続く花すすき
柴山つぐ子























◎嬬恋の夜はまことに早く更けますが、森の一軒家はいつまでも 煌々と点され賑やかそのもの。俳句というご縁は不可思議です。
時間も忘れ、明日の事も忘れて、ただ五七五が飛び交いました。

★ 百回記念の「句文集」九月半ばには出来上がりそうです。来月、十月定例句会にて皆で打ち上げの祝宴を設けます。都合をつけてご出席おねがいいたします。

★  日時  十月十日  午後六時半
★  場所  決まり次第お知らせします
   兼題二句(竜田姫 案山子 草虱 果実一    般)当期雑詠三句


◎超多忙時の峠も越えて、元気そうな顔が揃いました。魅力溢れ る句会作りに一人一人の力を貸して下さい。大きな力となります。
             (2012.9.8)                    つぐ子

      



                     



9月の八王子の風景(湯殿川沿い)












ヤブガラシ


黄花コスモス








花韮




花おくら







酔芙蓉



酔芙蓉



爆゙欄



稲穂波



 ヘチマ  


磯沼ファーム




磯村ファーム




磯村ファーム




磯村ファーム
大都会の中のファーム健在す。










浜離宮恩賜庭園・黄花こすもす・2012/9/11撮影















 

2012/9/10 句会々員・佐々木終吉制作




TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る