第64回北軽句会 平成21年1月14日(2009年)
新年句会と新年会
■とまと
新年一般・三句出句
|
■雪浅間山
■山眠る
■明けまして おめでとうございます。
穏やかに北軽井沢の新年を迎える事ができました。北軽句会も早いもので第64回がスタートしました。
まっしろな雪に覆われた厳冬のこの季節、浅間山は静に眠りにつき、裸木たちに小鳥が訪れ、小さな虫探しに忙しそうです。
優しい冬日が銀世界を照らし、夕陽が沈むころねぐらに帰る小鳥たち、暗闇を照らす冬銀河は口で言い表せなほどの輝きに満ちています。
素敵な1年になります様に、思わず星達に祈りました。
今年一年、北軽句会宜しくお願い致します。(句会会員・佐々木終吉)
2009/01/29 |
■児を起こす昇る初日をみせたくて |
|
岡村妃呂子 |
|
|
|
■山眠るそろりそろりと日が渡る |
|
佐々木終吉 |
|
|
|
■青空に噴煙あがる初浅間 |
|
柴山英人 |
|
|
|
|
■ぽっくりと逝くのが夢よ薺粥 |
|
清水一静 |
|
|
|
■初御空浅間隠しの光背に |
|
林 敏彦 |
|
|
|
■風邪熱の姉が独占母の膝
|
|
湯本 巴
|
■点滴の管に冬日のやはらかし
|
|
滝沢照香
|
■銀世界墨絵の中のわれ独り |
|
岡村吉朗 |
|
|
|
■風花の肩に一ひら至福の湯 |
|
田村洋子 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
山田公子 |
■しらじらと辿る詣でや避寒宿 |
|
|
|
|
■火の山の村の鎮守へ初詣 |
|
山田邦夫 |
|
|
|
■七種の卓に朝日のおだやかに |
|
柴山つぐ子 |
|
|
|
|
|
|
■2009年・初句会と新年会
|
|
|
|
■柴山つぐ子様からの賀状から・・・
天を突くクヌギ林の裸木に それは柔らかな朝の太陽が惜しみなく 降りそそぎ 日に映えていぶし銀の艶やかさです。
触れるとザワつく荒肌です。 何故か懐かしく仄かに生きる温かさです。
耳をつけるとさざ波の様な樹の呼吸がきこえます。
ふんわり足元の朽ちた葉は 寒がりの虫たちや小さな動物たちの温かな春を待ち焦がれるしとねです。
木立から見る雪の浅間は今 悠々と深い眠りについています。
大自然に囲まれた素晴らしい 山家暮らしも6年になります。
|
■今年も届きました・・・
毎年、柴山つぐ子様から素晴らしい賀状が配達されます。
名文ですのでので、今年も紹介させて頂きました。
|
|
|
|
|
■次回の句会は・・・・・
日時 2月4日(水) 1:30分
兼題2句 立春 薄氷 梅 雑詠3句
場所 浅間高原観光協会
|
|