第56回北軽句会 平成20年5月14日(2008年)
ペンション・レアール
兼題 石楠花 初鰹 初夏
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■たかんなの僅かなる芽見逃さず |
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岡村妃呂子 |
■山間ひの細き流れや姫女苑
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■石楠花の薄き花びら風に揺る |
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佐々木終吉 |
■大皿の絵柄に映ゆる初鰹
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■紫陽花や修羅に縁なき身となれり
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清水一静 |
■新しき庭木買う日や余花ぐもり
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■街道を明るくしたる芝桜 |
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柴山英人 |
■閑古鳥新顔交じる雑木林 |
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■それぞれの業ひきずれる錬供養 |
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滝沢咲秀 |
■風薫る信号次も次も青
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■初鰹畑の疲れをとばしけり |
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内藤 徹 |
■母の日のカードに溢る感謝かな
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■本堂の格天井や五月寒 |
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湯本 巴 |
■風薫る大ろうそくの揺らぎかな
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■薄暑とて夜は重着山の荘 |
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田村洋子 |
■脚病みてそのことばかりいつか夏
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■遠足の蛇行の注意笛ひびく |
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山田公子 |
■石楠花や湯気もみ合える露天風呂
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■海は凪初夏の空気のうましかな
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山田邦夫 |
■卯波荒れ洞へ一喝吼えにけり
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■大波の砕く白さや夏来る |
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柴山つぐ子 |
■嬰の顔ほどの石楠花咲き満てり
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■新緑の美しい佐々木宅をお借りしての句会でした。
一歩一歩進展して句の広がりと深みが感じられるように
なりました。
俳句のある暮らしが定着してきてるのでしょう。
目に見えるものでは有りませんが、1日の5分間がいつか大きな
収穫となってくるものです。
今どき苦労 努力 忍耐など はやりませんがほんの一寸の事が
バカに出来ません。
一歩踏み込んで見ましょう。歳時記をひもといて知る喜びを満喫
しようではありませんか。
好きな先輩俳人の句を口ずさんでみましょう。
植物でも動物でも、地理や歴史等好きな分野を研究して行くのも
良いかなとおもっています。
日時6月12日(木)午後1:30
兼題 2句 梅雨 蛍 紫陽花 雑詠3句
場所 十区事務所
北軽井沢 つぐ子便り 柴山都久子記
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