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2010年 第84回 北軽井沢句会 戻る





第84回北軽句会 平成22年12月8日(2010年)

■会場 林宅  午後1時

兼題・師走、飾売、雪 2句  当季雑詠 3句








北軽の美しいイルミネーション


厳冬の浅間大滝


 
大薬缶湯鳴りの音す飾売
大安を選ぶ師走の宝くじ





武田 禪次


 

   
佳き年願ふ法被や飾売
ゴルフ行く夫の足腰懐炉かな



  岡村妃呂子





 
布団干し陽の匂ひ満つ昼下がり
大根干す母の横顔美しき





  黒岩 清女





 
冬日なかペタル踏む影走りけり
冬紅葉雫の粒が日を返す





佐々木終吉




 


 
冬木の芽雑木林は日矢あふる
屹と立つ影すっきりと枯木立
宿題の寝息となりし炬燵かな


 
  滝沢 咲秀




 
注連縄の青き縄目に力あり


  津田美代子




 
売り上げて口上かすれる飾売り
悔むなと己励ます霜の径





  土屋  佳子




 



   
飾売りひと息つきて蕎麦啜る




  林  謙吉

 



 
冬将軍どかと居座わる四阿山 
大御所の家訓そらんず師走空
堂守のあぐら組替ふ炉の横座



 
  山田  礁 







 
   
歯朶の反り身のみを残して露天商
セーター解く思案に暮るる昼の黙
酔い醒の欠伸促へる榾明り






  山田 公子



 
着水の稚拙有りけり小白鳥
短日や捨てては拾ふ五七五









  柴山つぐ子
 
 


八王子・12月の風景

冬紅葉城址跡にて



紅葉落ち葉、石の階段・12月上旬



石の階段を上から撮影12月上旬



クリスマス・リース作成



北軽から取り寄せたタチカズラを使って


東京競馬場でシーダーローズ採取




ポプラの木の実を採取






今月 北軽句会の内容 
               山田 礁

第84回北軽句会はいつもと少し違うパターン
で行いました。
清記用紙を回すのではなく、出句全部をコピーし読み上げてより選句。

各自による点盛。

次に頂いた句の感想と全員の合評。

最後に主宰の講評と進みました。

俳句独特の読み方と、意味、約束ごと、季重なり等
少人数でもあり新人会員への配慮でもありました。

半信半疑で行った選句で有りましたが、一句一句取り上げての理解のもと納得し、感銘を受けた句をあらためて選句となりました。

大変熱く盛り上がり時間も掛かりました。  

しかし乍ら大変身に沁みる勉強会となり、今後この方針でと句会仲間一同主宰にお願いした次第です。           

◎次回は1月22日(土)午後1時より 

場所 林 謙一宅

TEL・FAX 0279- 84-2803
携帯    090-1031-7888


兼題 (新年・一般)2句 当季雑詠3句


あとがき

今年も残り少なくなりました。
俳句のご縁での見知らぬ人達との出会いがありました。
お目にかかったり、お電話だったりメールやFAXだったりの、付かず離れずの丁度良い距離だったと思います。

俳句のお陰です。

私事ですが、今年は予期せぬことがありましたが何とか生きています。

これも、俳句あっての事です。

来る年が佳い年でありますよう。

お世話になりました。つ

 



八王子・12月の湯殿川・花街道


やつでの花


小雨の実南天



小雨の山茶花



枇杷の花








2011/1/4 句会会員・佐々木終吉制作






TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る