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第116回北軽句会


平成25年 10月16日(水)

会場  夜6時より 柴山家


兼題二句 紅葉 啄木鳥 新酒 当期雑詠三句




10月の北軽井沢の風景




浅間高原の花たち/2013/10/20










北軽井沢ブルーベリーのブログから



             

秋しぐれ浅間裾野の草ロール  
石たたきレンガ倉庫の石畳
一位の実心に灯る小さき幸






  柴山つぐ子 



啄木鳥の音のひびきや牧の朝
初紅葉雲の崩るる浅間みち
ななかまど万座の空のつつぬけに
もてなしのカレーの味に秋惜しむ






  中川冬紫子 
一面の畑映し出す秋夕焼  
啄木鳥の穴あけ音と木屑かな









岡村妃呂子





肌寒や群れゐる猿の力み顔
そぞろ寒一服の茶を母の手に

秋しぐれ門前町の手打ち蕎麦




小林  好子










啄木鳥の音の乾きや遠浅間 
野良猫の髯の長さや秋麗









佐々木終吉







鰯雲レンガ倉庫の上にかな
髪どめを選ぶ港の秋びより 
縄文の土器に供物や月の宴






佐藤かずえ
ピザ窯の残る火照りや小鳥来る
朝霧の通り過ぎたる浅間山




佐藤さゆり




小さき手に溢れてこぼる木の実かな
席つめて女盛りの新走
海風の通リ過ぎゆく茨の実




山崎ちづ子
     
塩ふふむ枡に浮世の新走
散る紅葉浮むる池の甲羅干
藁葺きの火山灰の滲みゐる草もみじ






山田  公子
啄木鳥の音のかろやか深山晴
伊勢前のからすみで酌む新走
秋天にけふの浅間山の無煙かな




 


山田   礁
柿の実は枝足りぬぞとぶらさがり
我を待つお桟敷山の母子草









黒岩   章
秋深し浅間の嶺のすがすがし
柿を手に一筆はこぶ昼さがり










上原  憲了
野の山に顔をのぞかせ野菊かな 
秋色の山里深く嵐山








上原  妙子






台風で心配されましたが、鎌倉吟行以来の中川さんの出席、新人お三方も加わり熱気溢れる句会となりました。冬紫子さん、東京までホテルのバスのお迎えに一人だった由、台風で皆キャンセルだったそうです。知恵と根性を学ばせて頂きました。つぐ子

★次回は十一月十三日(水)午後六時半 柴山宅
 兼題二句 初時雨 綿虫 湯豆腐 当期雑詠三句



                   



八王子・10月の風景(湯殿川沿いの花たち)



玉すだれ



酔芙蓉


酔芙蓉



ピラカンサ



溝蕎麦




秋海棠




金木犀



土蔵と秋桜



秀明菊





カンナ




紫苑




梅もどき




水引草



湯殿川と秋桜と


茶花




背高泡立草



溝蕎麦




穭田



稲架掛け


藤袴






 

2011/10/20 句会会員・佐々木終吉制作




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