8月の北軽井沢の風景
標高1.100Mの夏/天然クーラーの世界へ・・・!
2012/8/15 鹿沢ゆり園
鬼押し出し園の8月
雄大な浅間山とキャベツ野
浅間山
浅間山
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第3回柴山山荘句会の記録
日時:平成26年8月3日(日)17時〜20時
場所:嬬恋村・柴山山荘。
出席者:伊藤伊那男、谷口いづみ、阪西敦子(ホトトギス同人)、小林尊子、柴山つぐ子、岡村妃呂子、山崎ちづ子、上原憲了、上原妙子、佐藤栄子、佐藤かず子、佐藤さゆり、山田礁、佐々木終吉。
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平成26年8月3日(日)午後16:30から20:00。
伊那男主宰を迎え本部と北軽井沢句会有志との合同句会
伊藤伊那男選
臍の緒のやうな花殻青トマト 柴山つぐ子
遺影の眼の土用芽の庭覗くかに 山田 鯉公
ランプの灯一期一会と夏の夜 上原 憲了
子の話涼風の中読きをり 佐藤かずえ
虚子の匂ひまとひ来し友夕端居 柴山つぐ子
花は実になると限らず花南瓜 柴山つぐ子
晩景の山家の句会蚊遺香 山田 礁
また同じ風に乗りたる蜻蛉かな 阪西 敦子
夕暮れの早さと競ひ茄子をもぐ 佐藤かずえ
虚子庵や虚子にまねびて大昼寝 谷口いづみ
女手の届かぬ枝や藪からし 小林 好子
蕎麦前が長引いてをり冷し酒 谷口いづみ
柴山つぐ子選
夏萩や夕べ浅間は雲持ちて 伊藤伊那男
朝夕は鳥の時報の避暑の家 伊藤伊那男
遺影の眼の土用芽の庭覗くかに 山田 鯉公
ランプの灯一期一会と夏の夜 上原 憲了
避暑の家蔓あるものは蔓伸ばし 伊藤伊那男
焼肉のテント見守る松明草 佐藤かずえ
晩景の山家の句会蚊遺香 山田 礁
鶏頭燃ゆ紅色の茎背を正し 小林 好子
大雨の後に夏草そり出して 山崎ちづ子
毎日の天地替えたる西瓜畑 小林 尊子
阪西敦子選
避暑の家蔓あるものは蔓伸ばし 伊藤伊那男
夏萩や夕べ浅間は雲持ちて 伊藤伊那男
一粒のひとつが光り水引草 山崎ちづ子
鶏頭燃ゆ紅色の茎背を正す 小林 好子
大雨の後に夏草そり出して 山崎ちづ子
軒吊す雨音煙る風鈴か 上原 憲了
いつしかに猫の居ついて避暑の家 伊藤伊那男
夏草を踏みて青き実触れてみる 山アちづ子
松明草風の行方や遠浅間 佐々木終吉
名も知らぬ花も混じりぬ虫の庵 山田 鯉公
谷口いづみ選
夏萩や夕べ浅間は雲持ちて 伊藤伊那男
朝夕は鳥の時報の避暑の家 伊籐伊那男
遺影の眼の土用芽の庭覗くかに 山田 鯉公
子の話し涼風の中読きをり 佐藤かずえ
花は実になると限らず花南瓜 柴山つぐ子
いつしかに猫の居ついて避暑の家 伊藤伊那男
上原憲了選
夏萩や夕べ浅間は雲持ちて 伊藤伊那男
いつしかに猫の居ついて避暑の家 伊藤伊那男
花は実になると限らず花南瓜 柴山つぐ子
名も知らぬ花も混じりぬ虫の庵 山田 鯉公
葉にかくる花胡瓜の数かぞへ 山崎ちづ子
大雨の後に夏草そり出して 山崎ちづ子
上原妙子選
花は実になると限らず花南瓜 柴山つぐ子
畑のもの短かき夏を急ぎけり 柴山つぐ子
名も知らぬ花も混じりぬ虫の庵 山田 鯉公
朝雲の幻想の世へ紛れ込む 佐藤 栄子
句材見に夜風にあたる秋隣 岡村妃呂子
夏草を踏みて青き実ふれてみる 山崎ちづ子
岡村妃呂子選
花は実になると限らず花南瓜 柴山つぐ子
焼肉のテント見守る松明草 佐藤かずえ
水引草の虫食ひ跡や山の家 佐藤さゆり
師を迎へ夏の宴の華やげり 上原 妙子
大雨の後に夏草そり出して 山崎ちづ子
夏草を踏みて青き実ふれてみる 山崎ちづ子
佐々木終吉選
花は実になると限らず花南瓜 柴山つぐ子
畑のもの短かき夏を急ぎけり 柴山つぐ子
夏蝶の真昼に闇の色こぼす 谷口いずみ
ランプの灯一期一会と夏の夜 上原 憲了
師を迎へ夏の宴の華やげり 上原 妙子
ブルーリボン首に木馬や晩夏光 柴山つぐ子
佐藤栄子選
夏蝶の真昼に闇の色こぼす 谷口いづみ
雨上がり雫の葉陰蛙跳ね 上原 妙子
浅間山雲足早き今朝の秋 岡村妃呂子
名も知らぬ花も混じりぬ虫の庵 山田 鯉公
盆の夜五山送り火空燃ゆる 上原 妙子
夏草を踏みて青き実触れてみる 山崎ちづ子
佐藤かずえ選
夏萩や夕べ浅間は雲持ちて 伊藤伊那男
朝夕は鳥の時報の避暑の家 伊藤伊那男
畑のもの短かき夏を急ぎけり 柴山つぐ子
夏蝶の真昼に闇の色こぼす 谷口いづみ
ランプの灯一期一会と夏の夜 上原 憲了
朝雲の幻想の世に紛れ込む 佐藤 栄子
佐藤さゆり選
いつしかに猫の居ついて避暑の家 伊藤伊那男
ランプの灯一期一会と夏の夜 上原 憲了
句材見に夜風にあたる秋隣 岡村妃呂子
夏浅間雲の衣に寝観音 佐藤 栄子
雨上がり雫の葉陰蛙跳ね 上原 妙子
蜘蛛の知恵糸の秘密は生きる術 佐藤 栄子
山崎ちづ子選
いつしかに猫の居ついて避暑の家 伊藤伊那男
夏萩や夕べ浅間は雲持ちて 伊藤伊那男
臍の緒のやうな花殻青トマト 柴山つぐ子
蕎麦前が長引いてをり冷し酒 谷口いづみ
また同じ風に乗りたる蜻蛉かな 阪西敦子
名も知らぬ花も混じりぬ虫の庵 山田 鯉公
★言葉に尽くせぬ佳い日をたまわりました。小諸俳句祭りの帰路、お疲れの処を、 北軽井沢句会にこころよくお寄り頂き、主宰直々の胸を借りての三度目となる
夕暮れ句会、バーベキュウの煙の中を身内のような温かな交流を重ねる事が出来ました。主宰はじめ敦子さん、いづみさん、関係の皆様に感謝致します。つ |
第3回柴山山荘句会報告 草案
第6回「こもろ・日盛俳句祭」。会場、ベルウィン・こもろ。サブ・タイトルが「日盛りに、高原の涼風に包まれて・・」。兼題が1日「青胡桃」2日「土用」3日「金魚」。
△郊外吟行に浅間山麓南コースに「虚子記念館→真楽寺」。
真楽寺は「浅間山の噴火が鎮まることを祈願して、六世紀末に建立されたと伝えられる古刹「真楽寺」の境内、仁王門を入ったところにこの泉はあります。池底からは豊富な湧水が湧き出し、うっそうとした杉木立を水面に映しています。
この「こもろ・日盛俳句祭」にご出席の伊那男主宰、谷口いづみ様、阪西敦子様3名様をお迎えに小諸に3時30分頃に着きました。
句会場に入るとちょうど終えたばかりで主宰にお会いできました。柴山山荘句会場へは小諸から柴山宅までの道のり、車のナビの調子が悪くてちょっと迷い、山の中の小さなドライブ満喫気分で?、遠回りし心配でした。鬼押しハイウエー(六里が原)をご案内し、柴山宅に無事到着で一安心。後車に武田禅次様がおられなくてよかったです。
さて、伊那男主宰到着で句会の雰囲気も上がり、バーベキュースタート 。総員15名で乾杯。バーベキューも柴山様の力量でおともだちに焼き専門の方がおられプロ級並。主宰三名様到着ですでに料理は出来きつつ早速乾杯。早くも句会の雰囲気も最高潮へ。北軽産の虹鱒を人数分等プロのごとく焼かれ美味。他の料理も自動販売機のごとく出来上がっていきます。
何よりも心よりの持ち寄りの料理の数々、心温かく幸せな気分にさせてくれました。柴山さんは句会の仕切りなど随分前から準備されていた様です。菜園も伊那男主宰にあわせての心配り。主宰も菜園収穫で大喜びでした。北軽特産のモロッコインゲンなど・・。庭の花々の彩りの艶めきは標高1.100Mの北軽の威力でしょうか。手作りの横断幕を張り、夕立用のテントも雨が降らずに。そして・・7時頃屋外にて選句スタート。
暗闇の中の灯りとランタンの明かりで総員15名のちょっとした幻想的な素敵な句会の雰囲気は避暑地ならではの天然クーラの贅沢な世界。主宰、阪西様が披講され、「だれだれ」そして「頂ました」のパターンがうまく行かず主宰にだめ出しされたりと、ローカル色豊かなつぐ子庵。お酒も入り楽しい避暑地の宵が過ぎて行きます。
北軽句会メンバーが主宰に直筆用の短冊を準備されていたのですが、句会終了後
慌ただしく時間が過ぎて、結局実現しなかった様です。
そういえば柴山さん宅に柴山山荘句会時の主宰の直筆の短冊が飾ってありました。
時の流れは残酷で、すでに時計は帰路の時間。慌ただしく伊那男主宰3名様を
軽井沢までお送り9時59分の新幹線で帰途につかれました。軽井沢までの送迎時、車窓から快い高原の風が優しくお疲れ様と声をかけてくれている様でした。お疲れの中、柴山山荘句会にご出席して頂有り難うございまいました。
伊那男主宰が感動されていた「真楽寺」のお話が耳に残っております。
澄んだ水がこんこんと湧いていて素晴らしい寺でしたと説明されておりましたので冒頭に載せました。
佐々木終吉 2014年8月20日 記
避暑の家蔓あるものは蔓伸ばし 伊藤伊那男
夏萩や夕べ浅間は雲持ちて 伊藤伊那男
朝夕は鳥の時報の避暑の家 伊藤伊那男
虚子の匂ひまとひ来し友夕端居 柴山つぐ子
また同じ風に乗りたる蜻蛉かな 阪西 敦子
蕎麦前が長引いてをり冷し酒 谷口いづみ
女手の届かぬ枝や藪からし 小林 好子
晩景の山家の句会蚊遺香 山田 礁
遺影の眼の土用芽の庭覗くかに 山田 鯉公
ランプの灯一期一会と夏の夜 上原 憲了
師を迎へ夏の宴の華やげり 上原 妙子
句材見に夜風にあたる秋隣 岡村妃呂子
松明草風の行方や遠浅間 佐々木終吉
朝雲の幻想の世へ紛れ込む 佐藤 栄子
子の話涼風の中続きをり 佐藤かずえ
水引草の虫食ひ跡や山の家 佐藤さゆり
毎日の天地替えたる西瓜畑 小林 尊子
大雨の後に夏草そり出して 山崎ちづ子
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第二回柴山山荘句会の記録
日時:平成24年7月29日(日)17時〜20時
場所:嬬恋村
出席者:伊藤伊那男、小林光美、柴山つぐ子、高橋透水、武田花果、武田禪次、谷口いづみ、津田卓、山崎ちづ子
昨年同様「小諸日盛り俳句大会」の終ったあと、北軽井沢句会の幹事役柴山つぐ子さんの山荘へお邪魔した。この句会のメンバーは十数名いるのだが、殆どの方が店を開いていて、一年中で一番忙しい時期にあたる。いわば一年の内の七月、八月で多くを稼ぎ出す生命線の真っ只中なのである。そこへ大勢で押し掛けて句会をやろうと言うのだから、かなり迷惑な話である。
そんな訳で、柴山山荘には句会メンバーの方々からのメッセージやら心づくしの差し入れやらを頂き、先ずはバーベキューからということでスタートした。柴山さんの丹精した野菜畑の作物や山崎ちづ子さんのお祖母さん、お母さん、ご本人が作った野菜や絶品の炊き込みご飯のおにぎりなど、主宰を始め東京のメンバーは動けなくなるほどお腹に詰め込んでしまった。
バーべキューのお世話をして下さったのは、柴山さんのご近所のお友達三人で、皆さん柴山さんの兄弟のような雰囲気であった。この山荘に独り暮している柴山さんを心配していた面々は、大いに安心を得た次第であった。
この山荘は浅間山の北麓に位置しているが、先日来寒冷前線と南の暖かい空気との攻防が激しくなり、各地に大洪水をもたらした前線がどうやら浅間山に懸って来たらしい。にわかに雲の動きが速くなり、黒い雲が増え、雷が活発になってきた。「よっし」という掛け声と共に、食事を切り上げ全員で屋内へ移動。その手際のよい事は、句会の進め方と一緒で、さすがに気が合っている。
屋内へ入ると主宰が部屋の真ん中に陣取る。早くも句会の雰囲気が満ちて来る。
と言うことで、以下が句会の内容であるが、雷雨に閉じ込められた山荘の素晴らしいひと時であった。改めて北軽井沢句会の皆さんに感謝を申し上げたい。
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伊藤伊那男選
これはもう遣らずの夕立かもしれぬ いづみ
熾火なか松明草の暮れ残る 透 水
巣立鳥立ちて巣箱へ雨やさし 花 果
散り敷ける星粒のごと虎尾草 つぐ子
囀れる一樹より声はみ出せり 咲 秀
夕菅の山家の庭に門火めく 鯉 公
茗荷の子体中から童歌 咲 秀
どの窓も違ふ青葉や山に住む 花 果
でくはして蟾の一瞥受けにけり 礁
邂逅へ慈悲心鳥の声しきり 花 果
小林光美選
十一やいよよ濃くなる森の闇 禪 次
蚊遣火や会もたけなは燻り満つ 鯉 公
唐黍のことに焦目のうまきこと 伊那男
せせらぎの小さき音や風涼し ちづ子
年輪を一つ加へて避暑の家 伊那男
柴山つぐ子選
巣立鳥立ちし巣箱へ雨やさし 花 果
山住みの友とつどひて夏おしむ いづみ
十一やいよよ濃くなる森の闇 禪 次
ほほづきの雨に色づく気配あり 透 水
どの窓も違ふ青葉や山に住む 花 果
蚊遣火や会もたけなは燻り満つ 鯉 公
浅間嶺を巡りて夕立の山家かな 禪 次
高橋透水選
これはもう遣らずの夕立かもしれぬ いづみ
紅きはむ柞の森の松明草 つぐ子
どの窓も違ふ青葉や山に住む 花 果
唐黍のことに焦目のうまきこと 伊那男
邂逅へ慈悲心鳥の声しきり 花 果
武田花果選
これはもう遣らずの夕立かもしれぬ いづみ
紅きはむ柞の森の松明草 つぐ子
茗荷の子体中から童歌 咲 秀
句まつりの果て嬬恋の夕端居 つぐ子
十一やいよよ濃くなる森の闇 禪 次
谷口いづみ
年輪を一つ加へて避暑の家 伊那男
巣立鳥立ちし巣箱へ雨やさし 花 果
白樺根方に秋のひそみゐし 鯉 公
どの窓も違ふ青葉や山に住む 花 果
唐黍のことに焦目のうまきこと 伊那男
津田卓選
朝採りの胡瓜の固き甘さかな 禪 次
茗荷の子体中から童歌 咲 秀
山住みの友つどひいて夏惜しむ いづみ
ほほづきの雨に色づく気配あり 透 水
句まつりの果て嬬恋の夕端居 つぐ子
山崎ちづ子選
夕立のあひまあひまのバーベキュー 伊那男
句まつりの果て嬬恋の夕端居 つぐ子
巣立鳥立ちし巣箱へ雨やさし 花 果
散り敷ける星粒のごと虎尾草 つぐ子
茗荷の子体中から童歌 咲 秀
武田禪次選
年輪を一つ加へて避暑の家 伊那男
熾火なか松明草の暮れ残る 透 水
句まつりの果て嬬恋の夕端居 つぐ子
邂逅へ慈悲心鳥の声しきり 花 果
夕菅の山家の庭に門火めく 鯉 公
鬼押し出園の鬼たち・・・。
軽井沢・北軽7滝
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第一回柴山山荘句会・2011/7/31
小諸での日盛り句会を終えて参加されました。
小諸日盛り句会からの参加者・銀感俳句会様【伊藤伊那男主宰・武田禪次編集長・大溝妙子様(同人)・伊藤政三様・我部敬子様(同人)・こしだまほ様・武井まゆみ様(同人)・武田花果様(同人)・津田卓様・中野智子様・高橋透水様(同人)】以上11名様でした。 |
8月の八王子の風景(湯殿川沿い)
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神奈川県.・座間市・ひまわりまつり 座架依橋北側にて
2012/8/21・2度目の撮影
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2014/8/10 句会々員・佐々木終吉制作
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