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2014年 第129回 北軽井沢句会 戻る







 第129回  北軽井沢句会  平成26年 (2014年)     
 


 日時  十二月十日(水)午後六時

十二月定例句会と忘年会

 場所 「オリーブ」

 兼題二句 冬枯 焚火 葱 当期雑詠三句





















           
  
ふくいくと鄙の暮しや葱きざむ

冬の虫鳴くこと既に忘れゐし

榾明かり天明焼のほとけさま
(鎌原観音)


     




  
  柴山つぐ子 






 
 
冬枯や畦にまろべる猫車

                      
葱を焼く収穫祭の子供どち
  








  中川冬紫子 







冬の蝶吹かれて返す力なし

                 
葱を抜く顔に泥つけ笑顔の児

小春日や僧と憩える寺の縁




          

 
  小林 好子 







神域の小さき焚火の宮大工

              
玄人の手締めの音や年の市


             

  山田 礁 




  





上毛の古紙にこぼるる葱の泥            

花板の味の余白に柚子刻む






  山田 鯉公
若き日を語る翁や囲炉裏端

              
おおきにと行き交ふ僧の息白し            











  上原 憲了 
浅間背に野藁を束ね焚火かな

              
脇役もまこと大事と葱きざむ             





  
  
  上原 妙子 
一畝の葱を残せる大畑野

               
冬枯れに背をまるめ行く二人かな               







  岡村妃呂子 
手をさすり焚火囲めば笑顔かな

             
枯きはむ峠越え来て湯の香かな


                 



     

 



  黒岩 章 






上下に糸の張り合ふつるし柿

                
ひと時の心も解かす焚火哉        

 






  小林 尊子 


朝掘りの土の重さや葱の髯 

                 
木々の影陽の影の濃し冬深む             








  佐々木終吉 
神さまの贈り物かも冬の星



冬さくら子とお揃ひの紅い靴

              
             








  佐藤かずえ 
 
 
大掃除透きとほる程磨きけり

            
突き刺さる屋根より落とす氷柱かな             








  佐藤さゆり 
冬枯や母と歩きし影を追ふ

              
葱鍋に転がりさうなつくねかな
           
  







  武井 康弘




囲炉裏火にほがらほがらと鳴る薬缶

湯の町の夕陽に淡し冬薔薇

            



     

 
  鳴釜 和子 










上州の風の育てし葱甘し

             
冬枯に遠景近く鮮やかに            


     
  星野恵美子












 
 
冬枯や碓氷峠の眼鏡橋

                
紐の丈揃はぬ母の吊し柿            

湿気もつままに束ねし根深かな






山崎ちづ子






冬枯や峠の茶屋のはや戸閉め
               

珈琲のかほり楽しむ冬の雨





  湯本 半才 








 


★ 次回は新年となります。一月十四日(水)午後六時半
 場所 浅間高原別荘管理事務所
 兼題二句 新年一般 寒一般 五句


★一年を締めくくる十二月定例句会、合わせての忘年会、「無事」 実施することができました。十三名出席。有り余る程のご馳走 皆幸せ顔でプレゼント交換やゲームなど楽しい師走の一日と なりました。来たる年もまた幸せな北軽井沢句会となります。
ようそっと祈った百二十九回目でありました。

★横沢宇大さんが[銀漢]購読会員になられましたことはとても嬉しいことです。

◎皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
                         (14.12.13)つ



 






 

八王子・湯殿川の風景

八王子・12月の風景
(湯殿川沿いの花)




万両



真弓




ピラカンス



南天









山茶花




花八つ手







2014/12/14 更新



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