●次回 四月十三日(水) 午後六時半 管理事務所
兼題二句 四月馬鹿 桜一般 当期雑詠三句
日帰り吟行、雛の人形会館、一茶ゆかりの里へでかけました。
十句出し、十句選、見て、聞いて言葉に替える。春雨も名残雪も春霞、樹氷も移り行くまま無我夢中、非日常と言う俳句漬の一日でありました。(柴山つぐ子)
●早春の日帰り吟行
霙まじりの三月九日、須坂の人形館、高山村の一茶ゆかりの里へと八時出発、九時半には人形館に、三十段飾り千体と言う煌びやかなお雛さま隣接には移築された武家屋敷、寺子屋などがあり、そちらにも由緒の雛さまが飾られていました。中庭のまんさくが丁度満開となりいくすじもの雨に濡れていました。景色は春の雪に変わり昼には一茶館へ。
白梅が八分というゆかりの里、ものごしの柔らかな館長さんにご案内を頂き、温かな句会部屋も用意されていて仄々とした気持。俳句のお陰一茶のご縁も有難く、管内入り口の一茶像もほほ笑んでくれていました。
二百年余前一茶逗留の離れ家も当時のままに在り、一茶を身近に感じる事ができました。持参した昼食を頂き、十句出し、十句選の句会開始。
枯山水の庭はいつしか白一色に。お世話になった多くの皆様に感謝しつつ帰路につきました。
私にとりまして思い出深い吟行となりました。(山崎ちづ子)
(2016.3.14.つ)