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2017/2/13更新 


2017年 第153回 北軽井沢句会 戻る




第153回北軽井沢句会 平成29年 (2017年) 


平成二十九年二月八日(水)午後六時半

場所 浅間高原別荘管理事務所
 
兼題 二句 節分 針供養 当期雑詠 三句




厳冬の北軽井沢・浅間山。


R・146から撮影。





お手利きと呼ばれし母の針納め            

嬬恋村の底無き闇や鬼やらひ

穏やかに繭ごもるごと春障子

大小に寝転びし跡犬ふぐり









 
柴山つぐ子 


針供養手仕事好きな母なりし             

寒波また高速船の潮けぶり

老犬の毛玉削ぎやる四温かな






  中川冬紫子
福豆の枡あたたかく構えたり             

水仙の怒涛の一日暮れにけり

白魚の黒目重なる白小鉢








  小林 好子
ぱらぱらと闇に内気の年の豆
             
悼 英人八回忌
君の忌や雪の白紙に豆こぼる







          
  山田  礁 
ともかくも生きて八十路の追儺かな        

残り火のかまどに撒かる鬼やらひ




  
  岡田 久男
針まつり母の指ぬき光りをり             

回覧板隣りに回す追儺の夜










  岡村妃呂子
潔く音立てて散る玉椿
                
寒明けの流れに映す太鼓橋




黒岩   章
針箱に母の思い出針供養               

亡兄の豆炒る姿鬼やらひ






  小林 尊子
使われぬ母の形見や針供養             

節分会どよめきの渦豆躍る



    
  佐々木終吉
シャンプーの花のかほりや春浅し           

春遅々の胸に緑のペンダント
  佐藤かずえ


      
 
春うらら渦巻き状の香をたく             

天井絵仰ぐ夫婦に梅びより
  佐藤さゆり





            
   
付け替える胸のボタンや針供養           

春寒や見渡す限り陽の光





  武井 康弘 
              
湯島 新年会 
心足るひと日となりし梅の花 
   
福を乞うはちきれさうな恵方巻き

久々の裁縫箱や納め針








  山崎ちづ子 
背筋伸ぶ湯島の梅は五分咲きに          

朝の日を赤く透かして軒つらら

山鳥が番ひでわたる冬田みち
  横沢うだい

   


 

銀漢の新年会に参加され、それなりの成果を胸に帰郷されたメンバーの喜び溢れる感想を興味深く聴きました。初参加の方々の興奮さめやらず俳句の神様がウロウロされている会場を共に過ごし、主宰はじめお仲間の皆々様方の温かなお心づくしの数々。やっぱり銀漢はステキです。. 
                        (柴山つぐ子)
★次回 三月ハ日(水)午後六時半
場所 別荘管理事務所
★ 兼題二句 啓蟄 雛一般 独活 雑詠三句


●あらかると
    銀漢  新年大会に参加して          山崎ちづ子
一月二十八日(土)銀漢年次総会 新年会が開催された。
北軽井沢句会から四名の参加となった新年大会。伊那男主宰の挨拶からの幕開けにはじまり各部門報告、銀漢賞の表彰、新同人紹介、俳句大会入選作品の発表、スライドショウ(夏の北軽井沢山荘特別句会の映像も)など厳粛で充実したものでした。
会場を湯島天神に移し親睦会へ。朝、嬬恋村を出る時は氷点下の世界だった。

のがなんとこちらは五分咲きの梅日和。学問の宮での有難いお祓いを受ける。
しかも主宰のすぐ後ろの席とは幸運な事でした。私は今回が初めての参加でしたが主宰をはじめ皆様方から頂く温かなお言葉など嬉しいものでした。
銀漢の皆さんとの楽しい交流を共にしながら、主宰のオーラを肌で感じながらこの早春の一日の感動をこれからも大切に俳句の力に替えて行きたいと思
っております。
                               ( 17.2.11.つ)

               
 


   

浅間牧場から望む。



R・146から撮影。









2017/2/13 更新





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