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2017/6/12更新 


2017年 第162回 北軽井沢句会 戻る




第162 回北軽井沢句会 平成29年 (2017年) 


平成二十九年十二月十三日(水)午後六時半

場所 浅間高原別荘管理事務所

兼題二句 クリスマス 十二月 冬(一般) 当期雑詠三句




Photo by sasaki



Photo by Udai







午後の陽の移れば早も底冷えす
             
毛の国の名高き風や十二月

足踏みて白寿の祖母の晦日蕎麦








 
柴山つぐ子 


石垣の岩にも齢笹子鳴く
              
冬帽子ショートした脳包みこむ

紅の雲の帯捲き山眠る






  小林 好子
咳払ひ吾が声のふと母に似て
              
着ぶくれて村の鎮守へ赴けり

神仏器用に生きむクリスマス






  山田   礁 
濁り川けふは清らな聖樹の灯
              
老の身を晒したるま々枯芙蓉

空欄の多き日々悔ゆ古日記







  岡田 久男
クリスマス住民揃ひ飾り付け
             
義兄の愛柚子贈られて湯に浮かす




       
  岡村妃呂子

歳と皺また一つ増ゆ年始め
               
裸木の木の間に白き浅間山







  河上 和子
縁台に枯葉のたまるへぼ将棋
              
塀際を苔庭にして日向ぼこ 







  黒岩   章 
おきりこみレジに一輪冬桜
          
十二月八日若人の祈り礎に





  黒岩伊知朗

ジングルベル淋しく祝ふ老ひ二人
       
北の旅スーパームーン炬燵より






  

  黒岩 茂子
    

スケジュール表満杯となり十二月
       
暮早しトンネル抜けて村明かり





  小林 尊子

飾り灯のトナカイ駆ける街聖夜
              
人生の波紋の多き十二月



  佐々木終吉





 


 

クリスマスカードの青の輝ける
              
冬晴や玉子の黄味の濃き黄色







  佐藤かずえ
四温かな手作り揃ふ御食ひ初め
              
日本海けふ穏やかに冬の旅
       
  佐藤さゆり





 
                

電飾の心の躍る十二月
                  
初雪やはるか故郷便りかな






  武井 康弘 
              
小切りして冬至南瓜を母の家
               
餡を煮る楽しみのある十二月

聞き上手微笑む人の冬帽子






  山崎ちづ子 

裸木の山に夕陽の沈むとき
                
凍雲の上に日の射す浅間山







  横沢うだい

 
 


★早いもので納め句会となりました。夫々楽しみの集会ですが、一年の成果はどうでしょうか。来年こそはとの決意が見てとれる句会となりました。                             (柴山つぐ子)


☆次回 一月十日(水曜日)午後六時半
 場所 浅間高原別荘管理事務所
 兼題二句 新年(一般) 当期雑詠二句 席題一句


◎とにかくも読むこと、詠むこと、捨てること。これらがいかに多いかが句の評価につながるのだといわれています。経験と好奇心の中に俳句のタネを見つけましょう。
今年も楽しい句会多々でした。来る年も又お世話になります。
有意義で楽しいものでありますよう。良いお年をお迎えください。  
                          (17.12.17.つ) 









2017/12/20更新



 
伊智朗


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る