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2018/1/15更新 


2018年 第163回 北軽井沢句会 戻る




第163 回北軽井沢句会 平成30年 (2018年) 



平成三十年一月十日(水)午後六時半

場所 浅間高原別荘管理事務所

兼題 新年一般四句 席題一句
















湯帰りの白々と影寒満月
              
賑やかを過ごし独りの七日粥

甘鯛の釣果の届く飛脚便








 
柴山つぐ子 


恙無く齢重ねて去年今年
               
神主の幣の一振り淑気満つ

恩を知り恩に報ゆる初燈明






  小林 好子
余所者も心は氏子初詣
                
神杉の根本ふさぎて雪しげし

先ず以って笑ひの集ふ初句会






  山田   礁 
産土の祠への径笹子鳴く
               
手袋のまま銭つかみ魚夫の妻

幼子の破魔矢の鈴の音やはらかし







  岡田 久男
初鴉夜明けを待ちて飛び立てり
           
初景色雪被りたる剣岳






       
  岡村妃呂子
子に褒められおふくろの味お節かな
          
お降りに里帰りの子よろこばす










  小林 尊子 


 
 
年明けて早も十日の句会かな
             
里帰りヘットライトの先は雪

振り向けば雲の切れ間の雪浅間





  黒岩伊知朗

冬の駅温もり運ぶ孫を待つ
              
青空に霧氷の山の輝けり






 

  黒岩 茂子
    



 

頬紅きお数珠受ける子寒椿
              
初春や駅伝の風海の街

お御籤の結ぶ枝揺る初御空



  佐々木終吉





 


 

美声もつ大樹の一羽初鴉
               
初夢の恋の続きは現実







  佐藤かずえ
待ち侘びし嬰の誕生初電話
               
読み聞かせ声出し笑ふお正月
       
  佐藤さゆり







 
                

町工場門で見送る初荷かな
               
初日の出ダイヤモンド富士忍野村








  武井 康弘 
              
日を受けて跳ねる犬の絵賀状来る
            
初護摩の焚き上げの香頂きぬ

寒の入り静かに雨の降りにけり








  山崎ちづ子 

秩父路や人もまばらな初詣
               
初夢を見ると気張って覚えなく









  横沢うだい

 
 


◎迎春。本年もナニカとお世話になります。言葉は優しく心は深くをモットーに精進致してまいります。一層のご指導、ご鞭撻を 賜りますようお願い申しあげます。                (柴山つぐ子)


★次回定例句会は二月十四日(水)午後六時半
●兼題二句 寒明 猫の恋 豆まき 当期雑詠二句 席題一句
 句会場 別荘管理事務所


★あらかると☆
 新しい年を迎えました。今年は格別に寒いようにも思われます
がまた身が締まる様にも思うのです。
 「俳句のはじめは季語が一句の中で生きているかどうかにかかります。次に調べと切字です。それには歳時記をよく読んでゆくことです。相手にその通りと合点してもらえなければ佳句とは云えません。それには客観性があるかどうかにかかっていると存じます。」これは先師皆川盤水先生からのお手紙から頂いた
言葉です。

初句会のなかで「御降」「淑気」などの季語に戸惑っていた人代表的な新年の季語です。、歳時記を捲っていたら出会えそうな事でしたのに、残念におもいました。
大事な事は何度でもです。歳時記と親友になりましょう。
本年も健康とご健吟をお祈り申しあげます。
                               18,1.16 つ









2018/1/15更新



 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る