TOPぺージへ

2回 35回 39回 40回 41回 42回 43回 44回 45回 46回
47回 48回 49回 50回 51回 52回 53回 54回 55回 56回
57回 58回 59回 60回 61回 62回 63回 64回 65回 66回
67回 68回 69回 70回 71回 72回 73回 74回 75回  76回 
77回  78回  79回 80回 81回  82回  83回  84回  85回  86回 
87回  88回 89回  90回  91回  92回  93回 94回  95回  96回 
97回  98回  99回  100回   101回 102回  103回  番外編  104回  105回 
106回  107回  108回  109回  110回  111回  番外編  112回  113回  114回 
115回  116回  117回  118回  119回  120回  121回  122回  123回  124回 
125回 126回 127回 128回 129回 130回 131回 132回 134回 135回
136回 137回  138回 139回  140回   141回 142回  143回  144回  145回 
146回  147回  番外編  148回  149回  150回  151回  152回  153回  154回 
155回  156回   157回 158回  番外編  159回
 
 160回 160回  161回   162回
163回  164回  165回   166回  167回 168回         

2018/4/20更新 


2018年 第170回 北軽井沢句会 戻る




第170回北軽井沢句会 平成30年 (2018年) 


平成三十年九月十二日(水)午後六時半

場所 佐藤かずえ家

兼題二句 秋草 虫[一般] 雑詠二句 席題 月
  




鬼押出し園




鬼押出し園


秋あざみ踏みしだかるも起きて立つ
          
むかご採る採るといへども触るるほど
 
黄泉人となりし人恋ふ秋夕焼

父の顔母の顔とも秋の雲







 
柴山つぐ子 


 
父祖の血も血縁うすれ虫の声
             
虫すだく風の湿りや行者道

秋草の丘見晴らせるモアイ像






  小林 好子
   
身の丈の河原千草に吹かれをり
            
八千草に触るる贅知る山家かな

秋桜や昼の燭光あかあかと(鎌原観音堂)

  岡田 久男






 
葛の花風向きにある匂ひかな
             
虫しぐれ嬬恋の庭なつかしむ





  岡村妃呂子
黄金の穂揺らして進む吾妻線
             
待ちつつも静けさばかり無月かな




  河上 和子
 
 
大正の母の植樹の栗拾ふ
               
雨上がり闇の何処かで虫の声








  黒岩伊知朗
小粒でも山の味濃き栗ごはん
             
観月会ふるさと話しみじみと





 
   黒岩しげ子

夜明け前ぽたりぽたりと露しぐれ
           
夫婦ばなし尽きることなし良夜かな









  小林 尊子 
    


秋草や水面に映ゆる夕陽かな
             
文庫本栞進まぬ良夜かな






  佐々木終吉
長き夜の黙のひととき憩ひけり
            
湖の面かそけき灯り良夜かな
  佐藤 栄子








 


 

句会へと集まる人に良夜かな
         
散るものも盛りのものも花野かな
       







  佐藤かずえ
朝夕の温度差の有り秋に入る
         
庭隅に集ひてをりぬ月見草




       
佐藤洋一郎

 
                
虫籠を下げて二学期始まれる
         
台風の進路気になる独り酒







  武井 康弘 
              
ほの揺らぐ暮坂峠の千草かな
         
支払ひは空き缶の音秋うらら






  山崎ちづ子 
山里の句会に集ふ月夜かな
     

嬬恋の闇夜にひかる稲つるび





  横沢 宇内

 
 
   


今回は佐藤かずえさん宅へお邪魔しての句会でした。つぐ子さん
から季語の説明はしない様にと指導がありました。差し入れのむかご飯、山栗、甘藷と季語満載の句会となりました。来月は良寛、一茶を訪ねる一泊吟行となります{佐藤栄子}



★★次回 十月定例句会は年一度の一泊吟行です。
★良寛 一茶を訪う 出雲崎 信濃町 弥彦泊
日時 十月十、十一日(水 木)万座鹿沢口駅 朝七時集合
マイクロバス使用にての二日間
会費 三万円
幹事 黒岩伊知朗さん 河上和子さんにお世話になります
出句 宿題 当期雑詠十句★★(不参加会員も幹事まで)
   出雲崎十句 信濃十句 三十句


◎◎先日の小諸俳句まつり後の「特別句会」一糸乱れず頑張ること
が出来ました。前夜の台風も語り草となり まさに雨降って地固まるそのものとなり一人一人の本気度が高揚して成績もイベントも確かなものに。

伊那男主宰、秋葉男副編集長はじめ銀漢本部の闊達で温かな
連衆との血の通う濃密な交流となりました <感謝です>








◎佐藤洋一郎さんが北軽句会に、銀漢にも入会されました
お仲間として歓迎いたします.


★◎十一月定例句会に大倉句会幹事 小野寺清人さんがお見え下さるとのお手紙いただきました。山里句会に有難き吉報 楽しみです。


◎寒さの季節に向いますご自愛ひたすらに。(18.9.15.つ)




2018/9/16      更新



 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る