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入船の番屋合羽で葱きざむ
帰り花日を得て色を定めけり
祖父祖母は一歩うしろを七五三
脛までの落葉の先に友の家
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小野寺清人
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その折の礼を産婆に七五三
小春日の餡をはみ出す茶請かな
紅と言ふ艶をかすかに返り花
夕暮れや手提げに葱の立つ家路
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戸矢 一斗
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ゆつたりと物干す幸や小六月
足首まで埋まる落葉や一茶の忌
風ゆるり浅間麓の葱畑
子らと揺る船のデツキや小春凪(松島)
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柴山つぐ子
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枯蓮に風さはがしく渡りけり
帰り花谷戸の奥所に弁財天
掛けうどん葉葱のみどり散らしけり
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小林 好子
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冬めくやいよよ山家のすつぽんぽん
をりからの雨の禊の七五三
安楽死てふ絵馬の薄れや神の留守
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山田 礁
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葉の折れもあるがままなる葱畑
見はるかす葱の畑や遠筑波
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岡田 久男
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泥つきのままの長葱厨まで
宮参り千歳飴ひく三歳児
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岡村妃呂子
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小春日や人影まばら嬬恋路
落葉掃く老夫一人の気儘かな
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黒岩伊知朗
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浅間嶺を隠す黒雲葱を掘る
冬野菜日のある処探し干す
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黒岩しげ子
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師の友が訪ね来るらし囲炉裏端
色残る三つ葉つつじの帰り花
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小林 尊子
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葱畑畝尖らせて裾野まで
廃村やお裾分けめく木守柿
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佐々木終吉
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朴落葉風の戯れ聞きのがす
わしわしと踝埋め落葉道
けふあすと続くまどかや帰り花
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佐藤 栄子
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暗闇をいつそう深く落葉踏む
久に会ふ人のマニキユア文化の日
仔山羊啼く初冬の空気震はせて
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佐藤かずえ
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泣きながら付いて来る子や小春の日
冬晴や恩師見送る見へぬまで
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佐藤さゆり
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参道を歩き疲れの七五三
焼き葱の鍋の一品香ばしき
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武井 康弘
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手を伸ばし小春の空をひき寄せる
俳句てふ縁つなぐやなめこ汁
毒茸を踏めば怪しき煙吐く
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山崎ちづ子
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庄助の宿で一杯温め酒
集めても集めてもなほ落葉かな
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横沢 宇内

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