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第187回北軽井沢句会  (2020年) 



令和二年三月十一日 (水)午後一時  別荘管理事務所

  兼題二句 雛 しゃぼん玉 春休み 当季雑詠二句  



2020/3/10   撮影
photo by Udai


          









陶雛に山家にぎはふ雛の唄
            
かたづ飲む一瞬にして野火走る

利休忌や葉の艶ややかに白椿

春の夢も一度母に会いたくて


   柴山つぐ子




   
影法師大きく立てる紙雛
             
指ですく春潮の香の乱れ髪
 
子らの声弾む夜更けの春休み



  小林 好子 



   
春禽やほころびそめし畑の土
           
反芻の牛のまなこや風光る

独り身のハ十路の友や雛飾る




  佐藤 栄子 
ひとつずつ太陽孕みシャボン玉
          
紙雛せめてあられを炒りにけり

ままごとの皿もスプーンも春落葉




 
  岡田 久男 
雛人形ことしは何故か寂しそう
          
春休み右も左もマスク顔

そよ風にそれぞれの夢しゃぼん玉




 
   岡村妃呂子
悪妻も童に返る初節句
              
娘はいくつ雛もおなじに年重ね

松の肌春一番の花の寺




   黒岩伊知朗
浅間嶺を仰ぎて父の墓詣で
           
ふらここや夕焼けこやけの村の鐘

石割の松の根方のいぬふぐり





   黒岩 清子
   
 
子らと行く北の大地へ春休み
           
千体の雛の世界へ迷い込む

しゃぼん玉廻る地球儀と空の青




 
  小林 尊子 

子らの声日差し明るき雛祭り
             
花こぶし打ち始めなり鋤きの音

お手前の所作も緩やか花の昼






   佐々木終吉
夕暮れのはらりと青き春の月
          
涅槃西風ぬかるみに日の煌めけり
 
山笑ふ見慣れぬ猫のひとつ飛び     





 
   佐藤かずえ
春光や幾度と祝われ誕生会
           
春の昼夫との絆あかい糸
 
春泥の足を取られて転びけり






  佐藤さゆり
 
縁日に虹色なびくしゃぼん玉
                
猫が追ふ子らが噴き出すしゃぼん玉

子らの声飛び交ふ公園春休み」




 
  山﨑 信次
ひな祭若き日の母偲びけり
           
冴え返る風に笹の葉踊りけり 
         
春場所やコロナウイルス憎みけり




  武井 康弘
 
     
兄らしく本よむ声の春休み
             
白椿卒寿の母を想いをり

陽炎の山並み遙か消えゆきて





 
   山﨑ちづ子
寒戻る樹々のすきまを青き空
          
白魚や江戸前ネタになりにけり

昼下がり堀を啄ばむ残り鴨


     
  横沢 宇内 
     
   




今月はコロナウイルスの関係で句会はお休みとなりました

  ◎ あらかると ◎
● 四月の定例句会は四月ハ日(水)午後一時 別荘管理事務所
兼題二句 花まつり 春の草 蛙 当季雑詠二句   席題一句
● 近場吟行を予定しましたがいつもどおりとなります
● こんな時です、くれぐれもご自愛ください。(20.3.14.つ)
           


2020/3/16   更新

 


TUGUKOAN KITAKARUIZAWAKUKAI      主宰・柴山つぐ子 戻る