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2021年 第197回 北軽井沢句会 戻る


第197回北軽井沢句会  (2021年)

  
 令和三年四月十四日(水)午前九時半 管理事務所

   兼題 春眠 葱坊主 草餅 春惜しむ 当季雑詠

席題 燕 桜




    



浅間山と月と
photo by Udai


  古木いま一斉にして花時に
             
  にはかに曇り花冷の小糠雨

  いつも来る今年も来たるつばくらめ


         

  柴山つぐ子


 
   初湯して命ながらふ心地かな
           
  なずな粥吹きこぼれたる音もよき

  小寒や子供相撲の四股高し



  中川冬紫子


 

  六地蔵の褪せし帽子や春惜しむ
                     
  ランドセルかたかた鳴らし入学す

  新任の教師出迎ふ村の春





  佐藤 栄子
  呼び声のやさしさに買ふ草団子
           
  草餅や家に残りし石の臼

  人声や芽吹きの丘のふもとまでし
  山﨑ちづ子





 

  丑年の七度めぐり来五欲無し
            
  女どちの炊がぬ家訓お元日

  下校児を迎へる姥や葱坊主

  おんどりの土蹴るしぐさ春闌ける




 
  岡田 久男 

  春眠のただただ眠くぼんやりと
           
  甘き香の大きな花の白こぶし




 
  岡村妃呂子

  立ち話じつと聞ひてる葱坊主
            
  眠る児を見る顔やさしスイトピー

  にはたずみ一面おほふ桜かな           




 
  北川 京子
  春惜しむ妻とながめた浅間山
            
  雪が解けまだら頭の浅間山
 






   木下 誠司
  海野宿大戸を開けてつばめ待つ
           
  草笛の昭和を語る千曲川

  ねぎ坊主一生涯を嬬恋に
         
  黒岩伊知朗
 
 
  小昼飯はせんべい焼や葱坊主
            
  春惜しむ遠くに谷川岳望みけり

  ご先祖の年忌法要春惜しむ     
         
  黒岩 清子
       
 
   
 
      
     
  葱坊主畝の高さや背比べ
                
  堰越ゆる水の谺や郁子の花

  利休忌や水琴窟の音虚し







  佐々木終吉
  かたまりて蝌蚪の寄り来る山の池
            
  中山道波打つてゐる諸葛菜

  輪を描ひて我庭に来るつばめかな

 
  佐藤かずえ
 
 
    
 
 

  窓あけて見へる全てに春惜しむ
             
  まま事の飯のおかずに土筆かな

  菜の花や明日昼食に添へるかな
  

  




  武井 康弘
 

  大ぶりの草餅みやげに姉来たる
             
  蓬餅口に溢るる野の香り 




 
  山﨑 伸次
   
  山並みは影絵のごとく遅日かな
             
  無人駅生徒見守る黄水仙




  横沢 宇内 
     
 


  コロナ禍の中、いつものメンバーの他に、二名の新会員の方が参加してくれました。
四方の山々には、まだ雪が残り、吹く風は肌をさすようですが、来月のバラギ湖畔への吟行の話に花が咲き、楽しい句会となりました。(黒岩清子)

           
★五月の句会  五月十二日(水)午前十時 近場吟行
  ・バラギ湖キャンプ場バーベキュー句会(雨天決行)
  ・会費  二千円
  ・幹事  山﨑ちづ子 柴山つぐ子 (出欠は五月五日まで) 
  ・嘱目一般

 
あらかると
★北軽井沢句会二百回記念句文集について
  ・自選で二十句
  ・俳句に関する文章
  ・これまでの吟行について(各幹事)
  ・伊籐伊那男先生に特別寄稿をお願いする。
  ・原稿の締め切りは、六月の定例句会
★北川京子さん、木下誠司さんが北軽句会に入会されました。

  
嬬恋もやっと桜の季節となりました。生き生きと草木も生きずいています。   まけづに頑張りましょう。ご自愛の上ご健吟どうぞよろしく。(つ) 2021.4.16                               










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